小潮でひいた海辺へ、
傘・塩・スコップ・熊手・バケツ・網袋をもって出陣。
コロコロ変わる予報に敬遠されてか人影少ない砂浜で、
波の音を聞きながらの“癒し”貝獲り。
期待の新人『マテ貝』は貝殻ばかりでついにお目にかかれず、
変人『カガミ貝』と善人『青柳』に網袋は占領され、
客人『アサリ』は味噌汁2杯分と遠慮がち。
バケツに嵩ばかり増えたころ、
「お~~い」の呼び声に振り向けば、
自艇のメンテナンスを終えた船長がテクテクとこちらに、
イッキにバカンス化したビーチです。
「松月」へ会食に行くという艇長夫妻を見送り、
マテ貝を見限り、貝料理などを考えつつサンセット・セーリング。
雑多な獲物を手に入れながら、
あずかるばかりではなく
時には与える側に回ってみたいと、
海に対して思ってみたり・・・。(R)