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ヨット&クラフト&ガーデニング、日々の暮らしの備忘録

“土”の恩恵

2008年05月19日 | 日記

0805card1 長時間帆走し、風と揚力の関係を

多少なりとも会得した気分で意気揚々と帰宅。

教え教えられ、助け助けられ・・と極意も感じつつ、

就寝前に読んだ「帆走技術教習本」の内容も染み渡る如し。

Y.C船長さんありがとうございました。

  翌日、陸酔いを抱えながら田植えの手伝いに行く。

「今日もいい風吹いてるなぁ」と、うす曇の空を見上げながら地平線がゆらっ。

ただでさえ足元の悪いあぜ道や泥の中でくらっ。

 田んぼを吹き渡る湿った風は潮風とは違って、

べたつきは無いがちょっと匂う。

粘土質の田の中にうもれた足は、踏ん張っていないとすぐにすくわれそうになり、

ぬめりと格闘しつつ無事田植えを終える。自分の植えた苗の列ゆがんでる(-_-;)

0805sakutou1   次は泥汚れを抱えながら作陶に行く。

同じく粘土を手にしながらロクロの手元がふわっ。

田んぼのふにゃりとした手ごたえの無い粘土とは違って、

体全体から力を込めて作業しないと土に負けてしまいそう。

ひたすら土と闘う、ってほどでもなくどうにかこうにか

時間内に作陶を終え携帯に記録、カシャッ。やっぱりゆがんでる(-_-;)

 粘土の中で根を広げ、八十八の手間をかけて育つであろう稲の実りは、

たぶん私のお腹をも後日満たしてくれるはず。

 その形に整えられた粘土は、極限の乾燥と窯焚きによって

さまざまな物を満たす器となるはず。

先人の知恵をしっかり受け止めたい気がする。(R)