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菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

ウイリブ。 『フリー・ガイ』

2021年08月31日 00時00分45秒 | 映画(公開映画)

で、ロードショーでは、どうでしょう? 第1928回。


「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」

 

 

 

『フリー・ガイ』

 

 

 

繰り返しの日々を生きるその他大勢の男が運命の女に会い、人生を変えようとするアクション・コメディ・アドベンチャー。

 

主演は、『デッドプール』のライアン・レイノルズ。

監督は、『ナイト ミュージアム』、『リアル・スティール』のショーン・レヴィ。

 

物語。

毎日同じ生活を繰り返す、社交的で人のいいごく平凡な銀行の窓口係ガイ。
自分がある得すhな世界の受忍だと気づいていない。
ある日、ミステリアスなモロトフ・ガールと出会い、その繰り返しの人生を抜け出そうとする。
モロトフ・ガールは、この世界の秘密を暴こうとしていた。

原案:マット・リーバーマン
脚本:マット・リーバーマン、ザック・ペン

 

 

出演.

ライアン・レイノルズ (ガイ/ブルー・シャツ・ガイ)
ジョディ・カマー (ミリー/モロトフ・ガール)

ジョー・キーリー (キーズ)
ウトカルシュ・アンブドゥカル (マウサー)
リル・レル・ハウリー (バディ)

タイカ・ワイティティ (アントワン)

 

 

スタッフ。

製作:ライアン・レイノルズ、ショーン・レヴィ、サラ・シェクター、グレッグ・バーランティ、アダム・コルブレナー
製作総指揮:メアリー・マクラグレン、ジョシュ・マクラグレン、ジョージ・デューイ、ダン・レヴィン、マイケル・ライリー・マクグラス

撮影:ジョージ・リッチモンド
プロダクションデザイン:イーサン・トーマン
衣装デザイン:マーリーン・スチュワート
編集:ディーン・ジマーマン
音楽:クリストフ・ベック

 

 

『フリー・ガイ』を鑑賞。
現代アメリカ、その他大勢の男が新しい人生に挑むアクション・コメディ・アドベンチャー。
ゲームのモブキャラが自由を求める、あの映画の実写版的な内容。ゲームを題材にしつつ、傑作映画を引用しまくるコラージュ映画の様相。ゲーム自体、映画を引用した作品も多いので、そこ自体も取り込んだともいえる。逆輸入映画は90年代から始まったミクスチャーとは違う様相を持ち始めた。
ゲームそのもの、ゲーム的演出は今の流行りですしね。
ライアン・レイノルズの映画ジャンル愛が爆発した『デッドプール』、『ヒットマンズ・ボディーガード』に続く当たり役。ゲーム的ないい人キャラにぴったり。
とにかく溢れている。映画愛、ゲーム愛、脇キャラ愛。
小ネタが満載。豪華カメオも楽しい。ここは『デッドプール』風味。気づかれないとか気にしない。入れたいから入れる。
笑いも大小さまざまにまんべんなく。好き者の気持ちに寄り添ってくれるのが嬉しい。
挑戦、衝動って大事よ。100年経った映画を転がし続けるためには。
拝金主義批判や個の自由や弱者を引き上げるだけでなく、平凡讃歌もあるが、誰にだって出来ることがあるとか、いろいろテーマも盛沢山。
なにより、好きが大切を推したい。
言い出すと、いろいろ雑なところもあるけど、そこは勢い重視ってことで。
ホップステップワンナップな靴作。

 

 

 

おまけ。

原題は、『FREE GUY』。
『自由野郎』。

 

製作国:アメリカ
上映時間:115分
映倫:G

 

配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン  

 

 

マット・リーバーマンがブラックリスト入りしていた脚本を脚色。
共同脚本のザック・ペンは『レディ・プレイヤー1』の共同脚本(原作はアーネスト・クライン)も担当していました。『ラスト・アクション・ヒーロー』と『アベンジャーズ』の原案者だったりします。

ゲームの実写化ではないゲームを題材にした映画は現代の映画界の流行りの一つ。(ゲームを基にした演出のものも含む)
『レディ・プレイヤー1』、『ジュマンジ』シリーズ、『スペース・プレイヤーズ』、『トロン・レガシー』、『ガンズ・アキンボ』、『コンティニュー』『操作された都市』、『WE ARE LITTLE ZOMBIES ウィーアーリトルゾンビーズ』、『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』などがある。

このジャンルでは、『トロン』(1982)、『イグジステンズ』を忘れてはならない(出来はおいておいて)
個人的には『ニルヴァーナ』と少しずれるが『スター・ファイター』(1984)(フォトリアルなCG表現を本格的に導入した点で世界初の映画)も。

『劇場版ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』などオンラインゲームを題材にした作品もそこそこあります。(特にドラマに)

古くは『トム・ハンクスの大迷宮』(1982)があります。(題材になっているのは、架空のTRPG『Mazes and Monsters』)

他にも、脱出謎解きゲームを題材にした『ゲームナイト』や『エスケープ・ルーム』なども。

 

ゲームに入る映画といえば、『トロン』(1982)という人は多いだろうが、別系統で『トム・ハンクスの大迷宮』(1982)もある。こちらは実話が元で、『フィッシャーキング』や『ゲームナイト』、『ガンズ・アキンボ』などのリアルかつ主観的にゲーム的世界に入る系に引き継がれていく。これは小説『ドン・キホーテ』からの流れだったりする。
『トロン』などはある意味でギリシャ神話のオルフェウスの挿話や『浦島太郎』などさらに古いものを原点にするのではないか。

 

 

 

 

 

ややネタバレ。

カメオが豪華。
モロトフ・ガールが最初に会う取引相手を演じているのはヒュー・ジャックマン。(マスクで顔はほぼ見えませんが。『デッドプール』つながりですね。もしや声だけ?)
ブレイク・ライヴリーはあるキャラとして。
クリス・エヴァンスは・クリス・エヴァンスとして。
チャニング・テイタムはがっつりアバターとして出て、例のあれも披露。
世界的に有名なYouTubeゲーマーたちはユーチューバーとして。
司会者のアレックス・トレベックは司会者として。

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレ。

引用作してるのは、『トロン』、『レゴ®ムービー』、『ゼイリブ』、『トゥルーマン・ショー』、『恋はデジャ・ヴ』、『ナイト&デイ』、『カサブランカ』、『ミッション・インポッシブル』、『ニルヴァーナ』、『イグジステンズ』……。

サングラスをかけて、世界の本当の姿を知るのは、『ゼイリブ』だが、サングラスをかけてミッションを知るのは『ミッション・インポッシブル2』。

道具として。
『スターウォーズ』のライトセーバーと音楽、MCUからキャプテン・アメリカの盾とハルクの腕と音楽、『デッドプール』のポスターとフィギュア。
ロックマン』のメガバスター、『ハーフライフ2』のグラビティガン、『ポータル』のポータルガン、『フォートナイト』のレインボースマッシュツルハシ、『helo』のスコーピオン戦車などなど。
アタリ社のロゴも鞄にありましたね。

SOONAMIはコナミが元ですかね。
ちなみにコナミコマンドはアメリカでも有名。最近の映画でも出てました。

ベースのゲームは、『GTA』、『フォートナイト』など。

ほかにも、背景などでいろいろ出ているようです。
あと、音楽も。
20世紀フォックスで開発された後、2019年にディズニー傘下に入ったので、ここぞとばかりディズニーの権利があるものを使用しています。
短編アニメ映画『紙飛行機』の音楽(クリストフ・ベック作曲で、ライアン・レイノルズが声で出演しているので)も使用しているそう。

 

デュードは、アーロン・W・リードの体にライアンの顔を合わせたキャラ。
なので、ライアン・レイノルズが声も演じています。

 

ブレイク・ライヴリーは『ゴシップ・ガール』のセリーナ・ヴァンダーウッドセンと、そのアバターとして出演している。

 

ちょっとだけ身内のノリの距離感を感じしまうところがないわけではないなぁ。

見逃したのか、スニーカーしかなかったのに、オチらのチューブでガードがされたのはなんででしたっけ?

 

 

機械やAIが自我を持つ映画というジャンルは定番のジャンル。
『2001年宇宙の旅』、『デモン・シード』、『ウォー・ゲーム』、『ショート・サーキット』、『ステルス』、『ときめきサイエンス』、『ウォーリー』、『ダーク・スター』、『テニス靴をはいたコンピューター』、『ターミネーター』、『トランセンデンス』、『ガンヘッド』、『鉄腕アトム』、『アイ、ロボット』、『her/世界でひとつの彼女』、『A.I.』、『アイアン・ジャイアント』、『アンドリューNDR114』……。

そして、『ピノキオ』は何度も映画化されている原点。

 

全体としては、アメリカ神話(階級制度から脱出、海の向こうにある新大陸)、キリスト神話(ガイの復活、海を渡るのにはモーゼ、善意で世界に認められる)でもある。
なので、キャプテン・アメリカが出るのは重要な意味がある。
ゲームをつかって、映画の歴史(映画=アメリカ)にも切り込んでいる。

ラストの終わり方は、『カサブランカ』をなぞっている。
新しい友情の友情と恋の始まりなのさ。

続編があるとしたら、アントワンの復讐ですかね。

アントワンが斧でサーバーを壊すのも、深読みすれば、『シャイニング』と『2001年の宇宙の旅』へのアンサーでもある。(『レディ・プレイヤー1』へのアンサーでもある)

 

ガイが記憶を取り戻すのは、ミリー視点なのでキスでしたが、シナリオ的にはミリーのオリジナルソングでもよかったと思ったよね。
歌はミリーの行動でゲームシステム内のこと、キスはガイの行動でシステムがいのことだものね。

キスはコマンドになかったのに、なぜかモロトフガールはキスできるようになる。
(逆に、ガイによって経験を得たので、モロトフガールはできるようになったのか)

 

 

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