で、ロードショーでは、どうでしょう？ 第２１１１回。
「なんか最近面白い映画観た？」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」
『シャーク 覚醒』
いじめられっ子が少年院送りとなり、弱肉強食の世界で、さらなるいじめにあう中、総合格闘技の元世界チャンピオンに弟子入りする青春アクション。
韓国の人気WEBコミックの実写映画化。
主演は、『修羅の華』、ＴＶシリーズ『太陽の末裔 Love Under The Sun』のキム・ミンソク。
共演は、ＴＶシリーズ『イカゲーム、『殺人鬼から逃げる夜』のウィ・ハジュン。
監督は、『空手道』の長編２作目のチェ・ヨジュン。
物語。
高校のボクシングチャンピオンのペ・ソクチャンからのいじめの被害者であるウソルは、ある事件で少年院に収容される。
ウソルは総合格闘技の最年少世界チャンピオンのドヒョンも悲劇の末、少年院に収容される。
弱肉強食のその場所で、二人は出会う。
強くなり生き残るための方法を教えてほしいと頼む。
鮫のごとき本能を呼び覚まさなければ、ここでは生きていけないのだ。
原作：イ・セウン、キム・ウソプ 『シャーク』
脚本：ミンジ
脚色：チェ・ヨジュン、ミンジ
出演。
キム・ミンソク （チャ・ウソル）
ウィ・ハジュン （チョン・ドヒョン／総合格闘技チャンピオン）
チョン・ウォンチャン （ペ・ソクチャン／ボクシング高校チャンピオン）
イ・ジェギュン （アン・ヒョンミン／整備部班長）
イ・ジョンヒョン （ハン・ソンヨン／製パン部班長）
ペ・ミョンジン （イ・ウォンジュン／部屋長の右腕）
チャ・ヨプ （チョン・サンヒョプ／木工部班長）
オ・ギョンミン （テポ（大砲））
キム・ビョンスン （刑務所 所長）
キム・ジョングン （刑務官１）
キム・テユン （刑務官２）
キム・ドヒョン （刑務官３）
イ・ジェハ （刑務官４）
キム・ミンジュン （刑務官５）
チャン・ミンソク （刑務官６）
ソン・ヒョンボム （刑務官７）
シン・ミンジェ （ミン・ジョンテ）
ナ・ソエ （チョン・ウォニョン）
イム・ユラン （トヒョンの母）
イ・ヒョヌク （ヒョン・ウヨン）
イ・ウンジェ （ユン・ジヒ）
スタッフ。
ＰＤ：キム・グァンフン
助監督：キム・ハヌル
撮影：チン・ヒョヌ
照明：イ・チョロ
美術：イ・ミナ、チェ・チヨル
武術：キム・ジョンミン
編集：チェ・ミニョン
音楽：チョ・ラン
『シャーク 覚醒』を鑑賞。
現代韓国、いじめられっ子が少年院送りとなり、総合格闘技の元世界チャンピオンに弟子入りする青春アクション。
韓国の人気WEBコミックの実写映画化。漫画実写化はこれぐらいやってくれるだけでも十分なのにね。
格闘技ものと刑務所ものは相性いいですからね。オススメは『暁に祈れ』。あれ、最強です。今作は少年院にしたことで、青春ものにも仕立てています。（『明日のジョー』もそうでした）刑務所のセットの良さが、これを支えてます。刑務所ものは韓国は定番ゆえ。
シナリオも繰り返しと、どこかで見た感じの、まさに定番ですので、安心して楽しめるとも言えます。前半のテンポの良さで一気に話を進めてくれますしね。
『修羅の華』、ＴＶシリーズ『太陽の末裔 Love Under The Sun』のキム・ミンソクが、弱さとその成長を肉体で表現。鍛えられた肉体の説得力。ＴＶシリーズ『イカゲーム、『殺人鬼から逃げる夜』のウィ・ハジュンも体仕上がってます。『監獄の首領』イ・ジェギュンが悪そうなのにひとなつｋｋそうで、これこれ感ではまってます。ちょうどよい顔をうまくそろえてマイルドにしてるのも、いいキャスティング。
キャラも定番で視点も２つなので、漫画は、たぶんそれぞれの物語があるんではないかと。刑務所内のキャラがいい分、外の相手がちょっと薄い。
小さくまとまってますが、肉体描写と喧嘩描写がけっこういいです。戦略面はだいぶ薄めですが。あと、総合を習う描写はないけど、使います。
腕一本でのし上がるのはやっぱ燃えちゃいます。
タイトルの鮫についてのネタは好み。
眼で語る背で語る拳作。
おまけ。
原題は、『샤크：도 비기닝』。
英語題は、『Shark:The beginning』。
『鮫：始まり』。
2021年の作品。
製作国：韓国
上映時間：108分
映倫：G
配給：エスピーオー
ネタバレ。
一度、負けて、倒れて、意地で復活パターンの繰り返しなのよね。
総合格闘技の練習シーンを入れるとややこしいから抜いたのかしら。
