菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

清わく、優ぐれて、鬱くしく。 『68キル』

2018年01月31日 00時00分26秒 | 映画(公開映画)

で、ロードショーでは、どうでしょう? 第1230回。


「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」

 

 

 

『68キル』

 

 

 

 

 

気弱な青年が加担した強盗計画が思わぬ方向へ転がっていく様子を描き、2017年サウス・バイ・サウスウエスト映画祭で観客賞を受賞した新感覚アクションスリラー。

 

テレビドラマシリーズ『クリミナル・マインド FBI行動分析課』のマシュー・グレイ・ガブラーが主演を務め、『トランスポーター2』のアナリン・マッコードが共演。

 

監督・脚本は「悪魔の毒々モンスター 新世紀絶叫バトル」の脚本家トレント・ハーガ。

 

 

 

物語。

気弱な配管工チップはガールフレンドのリザにそそのかされ、彼女の知人が金庫に隠しているという6万8000ドルを盗みに行くことに。

ところが留守中のはずの家主と鉢合わせしてしまい、逆上したリザが家主を殺害してしまう。

 

原作は、ブライアン・スミスの小説『68 Kill』。

 

 

 

 

出演。

マシュー・グレイ・ガブラーが、チップ。
アナリン・マッコードが、ライザ。

アリーシャ・ボーが、バイオレット。

ダビ・マルドナードが、ケン・マッケンジー。

サム・イードソンが、ドウェイン。


シェイラ・バンドが、モニカ。
ハイリー・グレイス・ブラッドリーが、エイミー。
エリック・パドナーが、リロイ。

ジェームズ・モーゼス・ブラックが、警官のクリント。

 

ほかに、アジェイ・メータ、マイケル・ビーズリー、など。

 

 

 

スタッフ。

製作は、デビッド・ローソン、ボブ・ポータル、トラビス・スティーブンス。
製作総指揮は、インデルパル・シン。

 

撮影は、ニーダム・B・スミス。

 

衣装は、リン・ハーガ。

 

編集は、バレリー・クオルファイファー。

 

音楽は、フランク・イルフマン、ジェームズ・グリフィス。

 

 

 

 

 

 


気弱男が女王的な彼女にそそのかされて強盗に入るブラックコメディ・スリラー・サスペンス。
強烈女子キャラたちと女に弱い男子主人公の絶妙なバランスで成り立つ。アメリカンクライムロードムービー映画あるあるオンパレード。
米国映画ならではの捻られた王道展開が嬉しい血まみれ胸糞快便ムービー。シチュエーション内の遊びが間延びする時もあるが基本テンポよく跳ねていて心地よい。
キャラの造型の勝利。キャストの容姿が絵に描いたようにはまっている。マシュー・グレイ・ガブラーの進化する困り顔、アナリン・マコードの邪悪な笑顔。
「殺せぇー!」と心の中で叫ぶ、癒しのデトックスムービーでもある。
これぞ真の猟奇的彼女な斬作。
 

 

 

 

 

 

 


 
おまけ。

原題は、『68 KILL』。

『68キル』は"68人殺し"ではなく、"68kで殺し合い"の意味。

 


製作国は、アメリカ。
上映時間は、95分。

 

 

 

受賞歴。

2017年のSXSW映画祭にて、観客賞のミッドナイターズ部門作品賞を受賞。

2017年のボストン・アンダーグラウンド映画祭にて、監督が選ぶ、もっとも高価t京奈攻撃的映画監督賞をトレント・ハーガが受賞。

2017年のモリンズ・デ・レイ・ホラー映画祭にて、最優秀映像効果賞をエリ・ダーセイが受賞。

 

 

 

 

 

ブライアン・スミスの小説を実写化。
監督と脚本のトレント・ハーガは『悪魔の毒々モンスター/新世紀絶叫バトル』の共同脚本でデビューした俳優兼脚本家で今作が監督としては長編2作目。監督デビュー作『CHOP』も予告編を見る感じでは似てます。

 

「未体験ゾーンの映画たち2018」上映作品。

 

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレ。

68kで、68000ドルのことですね。

 

 



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