【死ぬまでに見れるか】第21回は、『バニー・レークは行方不明』(1965)
原題は『BUNNY LAKE IS MISSING』。
スタッフ。
監督:オットー・プレミンジャー
製作:オットー・プレミンジャー
原作:イヴリン・パイパー
脚本:ジョン・モーティマー/ペネロープ・モーティマー
撮影:デニス・クープ
音楽:ポール・グラス
タイトルデザイン:ソウル・バス
出演。
ローレンス・オリヴィエ
キャロル・リンレー
ケア・デュリア
ノエル・カワード
マーティタ・ハント
フィンレイ・カリー
エイドリアン・コリ
アンナ・マッセイ
物語。
ロンドンに越してきた女性の娘が行方不明になった。彼女は兄とともに娘を探すが、まったく手がかりが掴めない。捜査に乗り出した警部は、消えた娘というのは、彼女の妄想ではないかと疑い出す・・・。
受賞歴。
1966年の英国アカデミー賞 □ 撮影賞(モノクロ) デニス・クープ
解説では、倒錯した愛が生み出すサスペンス・スリラー、となっている。
オットー・プレミンジャーは社会派でもあるけど、案外にジャンル・モノに強い職人肌。
麻薬中毒モノの『黄金の腕』
法廷モノの『或る殺人』
ミステリーの『ローラ殺人事件』
ミュージカルの『カルメン』
宗教禁忌モノの『枢機卿』
なので、サイコ・サスペンスのこの作品でもその手腕を発揮してそうなのよね。
それに、彼につき物のソウル・バスのタイトルデザイン、と、意欲的な音楽もあるので、ソレも期待出来るのよね。
本作のリメイクが米国で現在企画進行中らしいので、もしかしたらそのリメイク版の宣伝も兼ねて、オリジナルもDVD化されるかもしれない。
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ソフト化されて、観ましたよ。