菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

欧米カー!  『ワイルド・スピード EURO MISSION』

2013年07月23日 00時00分45秒 | 映画(公開映画)
で、ロードショーでは、どうでしょう? 第452回。


「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」







『ワイルド・スピード EURO MISSION』








まさかの盛り返しで、一気にハリウッドトップクラスの期待娯楽作にのし上がった『ワイルドスピード』シリーズ最新作。
今作は、そこに辿りついた大爆発の『5』直系になっていて、これぞハリウッド娯楽大作的、見せ場と心地よい展開のつるべ落としに快哉を叫ばせる。


監督は、シリーズを盛り返した立役者で『3』から続投しているジャスティン・リンで、いまやハリウッドでは、ジョン・ウー、アン・リーに並ぶアジア系監督の中で、世界と戦える上位のヒット監督になりつつある。
これの続きは、おまけで。



このシリーズは『6』で、一旦このシリーズは区切りをつける。
もちろん、『7』にはつながってはいくのだけど。

このシリーズ、実は奇妙な時間軸になっている。
6本の順番は、『1』、『2』、『4』、『5』、『6』、『3』なのよね。
それはキャラクターの出方でわかるようになっている。

なんといっても、シリーズに出てきたキャラクターを大事にしてつなげてきたことが、そのままシリーズのテーマになっているのがよいのよね。
それこそが、シリーズが重ねられているのに、人気が盛り返した要因でもある。
しかも、そのテーマがもっとも力強く謳われるのが、この『6』になっている。


あえて、言わせてもらえれば、まだ観たことなければ、この順番で見てもいいけど、あえて、『1』~『6』の順番通りに見ていくのが面白いと思う。
なぜなら、変則的な時間軸ゆえのどこでつじつま合わせるんだろうという作り手のゲームを楽しめるから。
そのゲーム最大のコマは、ハン。
彼は『3』で東京に住んでいるので。
それゆえ、ハンが『4』で再登場した時から、時間が戻ったことがわかる。

これは、前回書いた『モンスターズ・ユニバーシティ』と同じ、21世紀的映画の取り組みの一つになっている。
すでに別の作品で、答えがわかっている物語をどう語るのか。
シリーズものを作り続けなければならない宿命を負ってしまった映画界で、必要とされるようになった語りの方法だ。
終わってしまった物語をどう続けるのか?
この『6』にもその挑戦があるのだ。






さて、今作の話に入りましょう。

大ヒットで、21世紀的ミクスチャー・ジャンル映画の良作である『5』からつながる期待に、どう答えるかがこの映画のミッションだった。
見所を過剰にするには、『5』のネタは難しい。
なぜなら、『5』では計画強盗で成功しており、彼らに強盗をする理由が薄いし、あれの中盤のトリックがかなり飛び道具のネタだったから。

そこで、チームと『3』から入り、シリーズ復活の立役者の中心である脚本のクリス・モーガンは、彼らをオリジナルの設定をきちんとひきつぐという選択をした。
オリジナルの設定とは、潜入捜査官が悪党に染まっていく中でアイデンティティを取り戻す物語。
悪党の皮をかぶった正義のチームが、やることは同じながら、アイデンティティを取り戻す物語にするというシリーズをきちんと理解した物語を作ったのだ。

そこで、主人公のチームは、警察の依頼である悪党を一緒に追うことになる。
報酬は、恩赦。
アメリカへ帰れるということ。
そして、その依頼を受けたもうひとつの理由は、『4』で死んだはずの仲間レティがその追う相手のチームにいることが分かったから。
(これは、『5』の最後にチラっと描かれて、ヒキとなっていた)
つまり、敵の中に仲間がいる、『1』に近い状態の別バージョンを作り上げたのだ。
(一応、『4』でもまんま潜入捜査ネタをやらせているので、キチンと発展させていることもシリーズの面白さを継続させている)



カット割りもそこまで細か過ぎず、適度なのも乗りやすいところ。

編集は、クリスチャン・ワグナーとケリー・マツモト。



撮影は、スティーヴン・ウィンドン。

このシリーズを支えてきただけあって、速度感はばっちり。


出演は、ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、ドウェイン・ジョンソン、ミシェル・ロドリゲス、ジョーダナ・ブリュースター、タイリース・ギブソン、クリス・“リュダクリス”・ブリッジス、サン・カン、ガル・ギャドット、ルーク・エヴァンス、ジーナ・カラーノほか。

ジーナ・カラーノの参戦で、ミシャルロドリゲスとの女同士としては最高峰の肉弾戦も加わっている。


後半の同時に数箇所で起こるアクションを同時に見せ続ける怒涛のアクションシークエンスは呼吸困難になるほどの興奮だった。




クリス・モーガンの筆は快調で、多少のほころびをすっ飛ばさせながら、これでもかっとストーリーを突き進めていく。
まさにアクセルベタ踏み状態。
確かに、あれ、それって変じゃないって思う綻びもあるけれど。
一気に進めるためのご都合的展開も割り切ってというのも、この過剰さが目的だからこそだと思えば、まぁ、それぐらい目をつぶるよという感じで、一緒に助手席に乗り込んで楽しめる。

デカいスクリーン、デカいスピーカーで、少々の声はかき消されるぐらいのところで見るのが吉。





















おまけ。

ジャスティン・リン監督は、この『6』でこのシリーズの監督を降り、いよいよ自分の作品で、再度勝負することになる。
(スポーツものとブルース・リーものコメディを作った実績はある)
なぜなら、『ワイルドスピード』シリーズはロブ・コーエンが立ち上げ、ジョン・シングルトンが引き継ぎ、落とし、東京が舞台の『3』でジャスティン・リンが抜擢され、その実力から『4』でシリーズを蘇らせたから。
まずは、TVシリーズのようだが、それはかのブルース・リーの遺構に基づくものだそう。
次の映画は何をぶちかましてくるか、楽しみである。


ちなみに、『7』の監督は、同じくアジア系で『ソウ』シリーズのジェームズ・ワン。
すでに、ヒット作をいくつも持ってはいるが、彼にとってはハリウッド大作に挑むのは初となる。
ホラーの作家だと思われているが、復讐を描くのに長けていて、『狼の死刑宣告』ではまっすぐに復讐を題材にしたアクションを撮っているし、そもそも『ソウ』は復讐を題材にしているからね。
新作『ザ・コンジャリング』は今夏期待のホラー。


『7』は、すでに製作に入っており、クリス・モーガンの続投で脚本を書いているそうだ。




アクション映画で長く続けるというのは、当然、メインキャラのやるべきアクションがなくなったり、そもそもアクションができなくなったりする年齢の問題や人気、すなわち観客の飽きなどが襲い、なかなか大変。
シリーズは続いて、3作がいいところ。
まぁ、それはどのジャンルでもそうで、アニメ以外では長いシリーズ映画は多くはなく、タイトルとコンセプトだけか原作がそもそも長いものなどが続いている。
(ホラーの多くはモンスターが主人公で、特殊メイクや造形物なので継続しやすい。それにファンが根強く、出来が悪くても違う評価があったりするので、シリーズ化しやすい)

だからこそ、長く続いているアクション映画シリーズというものを観る楽しみって独特のものがあるのよね。
多くは、キャストを変えて、タイトルだけ引き継いでというのも多いし。
なので、これから挙げる長く続いているシリースとは、同じ俳優によるもの、演じるキャストが変わっても同じキャラクターを引き継いでいるものというくくりのものだけです。
(つまり、セガールの沈黙シリーズは除外する)



以後、アクション映画の長期シリーズを挙げていきます。
ふた桁行った、または行けそうなシリーズはどれぐらいのあるのでしょうか?



なんといっても、アクション映画シリーズの金字塔である『007』は、俳優は変わっても、ひたすらジェームズ・ボンドが活躍しつづけ、ついに24作目の製作が決定しており、『25』も問題ないと思われる。

アジアでは、『ワンチャイ』こと『ワンス・アポン・ア・チャイナ』シリーズが番外を含めて20本近くあり、ジェット・リーの演じるウォン・フェイホンは金字塔と言えるだろう。
ウォンフェイホンはアジア最大のキャラクターなので、このシリーズ以外でも出てくるので、ジェームズ・ボンドでは相手にならない。
(ジャッキー・チェンも『酔拳2』でウォン・フェイホンを演じている)
同名シリーズのみとしても、俳優が変わって番外編などもあり、同シリーズは続く可能性がある。



実は、ほかの国に、そういうシリースがあるのかもしれない。
特にインドとかタイとか。

日本でも、『新網走番外地』は全18作あり、『007』、『ワンチャイ』に続く金字塔。
ほかに、『渡り鳥』シリーズは全8作あり、ゲスト出演での映画もあったりするから、正確な数は不明。
『次郎長三国志』はリメイクも含めると14作あり、ドラマなど入れると20作近くあるが、リメイクが多く、9作のオリジナルのシリーズの記録だけにしておきたい。



なので、以降はわかる範囲かつ日本でも容易に見られるもので、現在も続いており、今後も続く可能性がある作品を挙げていく。

そうなると、現在も続いていて、ふた桁まで行っているシリーズは上記の『007』だけであると言える。



新作が待機中となると『ポリス・ストーリー』。
これは区分が難しいが、ジャッキー・チェン演じる刑事での同タイトルということなら、姉妹編含めて6作あり、現在、7本目の『ポリス・ストーリー2013』が制作中。
なんとか、8作目があり得るかもしれない。


現在残っていて継続が期待できる有名シリーズは、『6』が製作決定している『ミッション・インポッシブル』と『ダイ・ハード』が双璧。
『ミッション・インポッシブル』はトム・クルーズ自身の製作なので、ある程度のヒットでは厳しいかもしれないが、イーサン・ハントが年老いても活躍できるキャラなので、上手くいけば、『8』はいけそうな気がする。
『ダイ・ハード5』は出来は最低だったが、ギリギリでヒットしており、『6』は東京が舞台で動き出しているものの一作一作の間が長いので、『7』は厳しいと思われ、ふた桁は厳しそうだ。


他の5作までの有名作では『ランボー』sリーズ、『ダーティ・ハリー』シリーズ、『刑事物語』シリーズなどがある。
だが、もちろん、よほどの歌舞伎者が出てこない限り、さすがに次は厳しかろう。



アメコミ映画だとリブートしていないものは、唯一、『X‐MEN』シリーズがあり、ここでウルヴァリン役のヒュー・ジャックマンがいる。
『1』、『2』、『3』、『ウルヴァリン』、『ウルヴァリン:SAMURAI』とちょい役の『ファースト・ジェネレーション』、その続編では主役に戻る『フューチャー・パスト』で6.5作あり、ヒュー・ジャックマンはまだ若いのでふた桁にかなり期待できる。

『アイアンマン』は『3』で打ち止めだが、『アベンジャーズ』シリーズは続いており、『2』は製作決定しているので、ロバート・ダウニー・Jrは6作までは行ける可能性がある。

リブートされた『アメイジング・スパイダーマン』は、すでに『4』までの制作が決まっている上、キャストが若いので、3部作×3部作の可能性もある。
そして、『アベンジャーズ』シリーズへの参戦が十分にありえるので、もしかしたら、ふた桁のダークホースかもしれない。



ファンタジーでは、『ハリー・ポッター』シリーズの7作が最大。原作がないので、これで打ち止め。
まぁ、これは子供映画として、アクション映画としては流石に参考記録にしたい。
同様に、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズでは、ガンダルフだけがつながっているメインキャラで、イアン・マッケランの6作で打ち止めだろう。
内容からアクション映画としては参考にとどめたい。
のぞみは、『5』が製作中の『パイレーツ・オブ・カリビアン』。
ジョニー・デップがまだまだいける年齢ではあるが、次が分かれ目になりそう。

『トワイライト』は変則的だが、5作あり、原作が復活すれば続くだろう。



SFでは、『スター・ウォーズ』が復活したが、継続キャラのダースベイダーことアナキン・スカイウォーカーはすでに死んでおり、たぶん、打ち止めだと思われるが、ルークには期待していいかもしれないが、いまだ3作にとどまっている。
『スター・トレック』シリーズは映画版が12本を数えていて、キャラクターもカーク船長とミスター・スポックは新シリーズでも継続されていて、キャストが変わっても、それぞれ9作の出演作があるが、旧シリーズではアクションがあまりにも少ないので、参考記録に止めたい。
だが、SFにおいては、最高峰の記録であり、今後100年は抜かれることはないだろう。

『バイオハザード』シリーズは現在『6』を製作中。ミラ・ジョボビッチは女性ではNo.1で、このシリーズもふた桁行く可能性がなくもない。
このホラー系アクションは女性が強く、『アンダーワールド』シリーズは『4』まで作られている。
(SFとファンタジーのミックス・ジャンルで、過去編では完全にファンタジーで、『4』はほぼSFとなった)

忘れてならないのは、『ユニバーサル・ソルジャー』シリーズで、本国でTVムービーだった作品もあるが、海外では映画として公開されており、『4』からジャン=クロード・ヴァン・ダムが復帰し、昨年『6』が公開されており、今後も続く可能性が高い。
しかも、敵であるドルフ・ラングレンも復活させたのも素晴らしい。





コメディ・アクションなどでは『ポリスアカデミー』は、7作続いている。人というよりは学校つながりではあるので、参考記録だが。

『オーションズ』シリーズもリメイクとはいえ、話がほとんど違う事などを考慮すれば、オリジナル入れて4作と数えていいだろうし、気まぐれで『オ^シャンズ14』を作る可能性もある。
だが、まぁ行って5作だろう。

あと、一応、『踊る大捜査線』が4作で打ち止め。

追記:『ビバリーヒルズ・コップ』が第4作の製作が決定した。
TVで息子を主人公にしたスピンオフが作られたので、5作となり、アクセル・フォーリーことエディ・マフィーも5本の記録になりそう。




パニックアクションでは、『海猿』が4作。多分、打ち止め。
主人公が変わってしまっているものでは、『大空港』があるが、話がバラバラなので、これは今回は入れないでおこう。




4作になると数多く、『リーサル・ウェポン』シリーズ、『インディ・ジョーンズ』などがある。
だが、継続する可能性は薄いモノが多い。
中では、キャストが変わっての『4』が待機中の『マッドマックス』シリーズ、『5』が動き出した『ターミネーター』シリーズ、『スパイキッズ』シリーズはロドリゲスのライフワークかもしれないので、期待できる。まぁ、アクション映画としては微妙だが。

ほかにも『ボーン』シリーズは『4』でキャラクターが変わって、『5』が怪しい感じ。
だが、ボーンであるマット・デイモンが戻ってくれば続く可能性もある。


3作はトリロジー、3部作、上中下などキリもいいので、ここで終わりというのが多い。
とにかく数多くありすぎて、いちいち上げるとキリがないので今回は挙げない。
ただ、最近だと『4』が待機していたり、俳優を変えることで継続を試みている作品も多い。

中でも、『ナルニア国物語』シリーズなどは続いて欲しいと思う。

『3』が製作中の『エクスペンダブルズ』も。

ほかには、『ワイルドスピード』で人気が復活したヴィン・ディーゼルの『リディック』シリーズは、現在『3』が待機中で、監督・脚本のデビッド・トゥーヒーが惚れ込んでいるシリーズで執念の復活っぽいので、内容次第では続けられる可能性もなくもない。

もちろん、『ワイルドスピード』シリーズのように『4』で盛り返して継続というのも充分ありえるので、どれが抜け出してくるのか楽しみでもある。





というわけで、『7』が作られている『ワイルドスピード』シリーズと『X‐MEN』シリーズのヒュー・ジャックマン、つづいて『6』が製作中の『バイオハザード』シリーズが、現在一つ頭出ている状態にある。
(イアン・マッケランの6本やダニエル・ラドクリフの7本は参考記録としたい)
カウントではポール・ウォーカーが6作、ミラ・ジョボビッチが6作、ヴィン・ディーゼルが5.5作(『3』でヴィン・ディーゼルはカメオで出ている)という計算になるので、本数としては6.5本のヒュー・ジャックマンがわずかにリード。


ただ『ワイルドスピード』シリーズは、キャストが続投してことで盛り返したという実績もあり、現在進行形で大ヒットを続けており、製作会社のユニバーサル最大のドル箱になっているので、『9』は硬いんじゃないかと予測される。
そして、カーアクションが中心である点も続けられる要因になる。
現在は、2年に1本の速度で作られているので、ヒットが続けば、『9』は2019年、『10』は2021年公開あたりになるはず。
8年後なら、まだキャストも50代で、人気が継続している可能性が高いし、息子を一気に成長させて、その時の若手人気スターをブチ込むことも可能だろう。
だから、『ワイルドスピード』は数少ないふた桁続くシリーズとして、映画史に残る可能性があるのだ。
『4』、『5」 、『6』と面白かったしね。
なんといっても、継続されるシリーズならではの楽しみを一緒に楽しめるってのはホント稀有なんですから。
『007』は二つ以上世代が上だし、『ワンチャイ』はリアルタイムでは乗れなかったし、『ミッション・インポッシブル』もオリジナルの『スパイ大作戦』を知らないから、どこかで冷めている部分があるし、『X‐MEN』もあんまり原作知らないし・・・。
ほかの現役長期シリーズって、元ネタがあるの多いんだよね。
映画オリジナルのって、『ワイルドスピード』だけかもしれないんだぜ。
こりゃ、応援したくなるってもんでしょ。
(『ハリー・ポッター』シリーズは、本当に素晴らしいと思う。おいらは『2』以降、映画館でなくソフトでつなげて見るという方向にしてしまったので、7年近く待ったけどね。
ホラーでは『ソウ』シリーズが同じ7本で完結していて、双璧だろう)


日本の漫画も長期連載が当たり前になり、100巻超の漫画もふた桁ある時代。
50巻は当たり前になりつつある。
映画界もシリーズ化が顕著で、売れたら続編は当たり前、予算を下げるための同時制作、『3』まで視野に入れた宣伝は当たり前になりつつある。
『スターウォーズ』の新シリーズは、正式な続編3本、スピンオフが3本、すでに発表されている。
ここまでのものはまだ少ないが、マーベルの作品は、『アメージング・スパイダーマン』がすでに『4』まで発表されている。
シリーズものや原作ものばかりでは、映画界は衰退していく可能性は高いが、21世紀は継続の時代と見れば、歴史的なうねりなのかもしれない。
このうねり、流れとどう付き合うのか、ついていけないと離れるもよし、積極的に楽しみを見つけるもよし。
おいらは、とんでもない続編が出てくるのをけっこう楽しみにしている。
『ロッキー6』や、35年後を描く『悪魔のいけにえ』の続編とかあるぐらいだし。
『風と共に去りぬ』の続編の『スカーレット』は、テレビドラマではあるけど、55年ぶりの続編だし。
アクションではないけど、『愛と追憶の日々』の13年ぶりの続編『夕べの星』なんてのもあったしね。
未だに話題に出る『卒業』の続編とかね。
『ビフォア・サンライズ』から9年後の『ビフォア・サンセット』から9年後の『ビフォア・ミッドナイト』という実時間の経過を物語に反映したシリーズも出来ているしね。
こういう続編は、たいていは拒否され、馬鹿にされ、失敗も多い。
でも、この愚かな所業もまた、オリジナルへの愛と人気のなさせる業。
これもまた娯楽ならではの楽しみだとも思うのだ。












ネタバレ。

『6』の最後で、ようやく『3』につながり、『7』は『3』のあとの話になることが予想される。
しかも、このシリーズのもうひとつの特徴も拡大させている。
それは、ポール・ウォーカーは短髪、ヴィン・ディーゼルはスキンヘッド、ドウェイン・ジョンソンのスキンに続いて、ジェイソン・ステイサムが参戦すること。
ちなみに、ほかのキャラクターもほとんどスキンヘッドか丸刈り。
軍や刑務所モノでないのに、ここまで頭の形で見せる映画は今までなかった。
『3』のルーカス・ブラック、バウワウも短髪だったし、『6』の敵であるルーク・エヴァンスも軍人なのでかなりの短髪である。
だから、数少ない長髪の男キャラのハンが死んだ、このシリーズで、誰かその長髪を引き継ぐキャラが登場するのかが、『7』最大の楽しみでもある。
そして、それはアジア系の人物になるのか、も楽しみなのだ。





ちなみに、ジェイソン・ステイサムはイアン・ショウって役名ですので、たぶんあの人の身内。
今度は相手にもテーマが移るってとこでしょうかね。


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