菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

悪魔はきまぐれ。 『ドクター・エクソシスト』

2018年01月13日 00時00分18秒 | 映画(公開映画)

で、ロードショーでは、どうでしょう? 第1218回。


「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」

 

 

 

『ドクター・エクソシスト』

 

 

 

人の潜在意識に入り込む特殊能力で悪魔を追い払う、車椅子の科学者が邪悪なる存在と対決するオカルト・ホラー。

 

監督は、『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』、『カリフォルニア・ダウン』のブラッド・ペイトン。

 

 

物語。

憑依された人間の潜在意識に入り込み、科学の力と合わせて、悪魔祓いを行う科学者のドクター・セス・エンバー。

彼とは距離をとる教会からの使者が訪れる。

それは、11歳の少年キャメロンの悪魔祓いだった。

教会とは相性が合わないとどうせなら師匠のフェリックスの元へ行けと断るエンバーだったが、使者は少年に憑依しているのはマギーだと告げる。

マギーとは、エンバーが長年追い続ける相手だった。

 

脚本は、ロニー・クリステンセン。

事故もの、鮫もの、怪物ものなど、ジャンルものを得意としています。

 

 

 

 

出演。

アーロン・エッカートが、ドクター・セス・エンバー。

ダヴィード・マズーズが、息子のキャメロン。
カリス・ファン・ハウテンが、母親のリンジー。
マット・ネイブルが、父親のダン。

カタリーナ・サンディノ・モレノが、教会の使者のカミーラ。

ジョン・ピルチェロが、師匠のヘンリー・フェリックス。

キーア・オドネルが、助手のオリバー。
エミリー・ジャクソン が、助手のライリー。

ポール・ヴィンセント・オコナーが、司祭。

 

 

 

 

スタッフ。

製作は、ジェイソン・ブラム、トレヴァー・エンゲルソン、マイケル・サイツマン。
製作総指揮: スチュアート・フォー、チャールズ・レイトン、マイケル・J・ルイジ。

撮影は、デイナ・ゴンザレス。

プロダクションデザインは、ビル・ボーズ。
衣装デザインは、モナ・メイ。

編集は、トッド・E・ミラー、ジョナサン・チブナル。

音楽は、アンドリュー・ロッキングトン。

 

 

 

 

特殊能力で科学的に悪魔祓いをする科学者が少年に憑依した悪魔と対決するホラー。
『インセプション』+『エクソシスト』+『インシディアス』を狙った部分は楽しいが、時間の短さがストーリーの浅さに直結。小ネタはうまくハマるが物語に活かしきれず。
雑な大ナタが笑いになっていたブラッド・ペイトン色がほぼ無し。
設定が強いのでTVシリーズにしたら面白くなりそう。
何やってもいぶし銀の味を出すアーロン・エッカートがとにかく引っ張る。脇が弱い。ダヴィード・マズーズが光る。
時間に対するこだわりをもうちょっと欲しかった寄作。


 

 
 

 
 
おまけ。

原題は、『INCARNATE』。

意味的には、肉体を持つ、人の姿をした、具体化した、など。

『インカーネイト』でもよかったかも。

職業も表してる感もあるので。

『インセプション』モジりとして、『インカーネイション』もありかも。

『リインカーネーション』で"輪廻"の員で、邦題もあるので勘違いしちゃうかな。

 

邦題は、『ドクター・ストレンジ』っぽいけど、多少は内容とバッチリで、「パクったかな」はとばっちり。

まぁ、科学的風に過ぎないのだけど。

 

 

 


上映時間は、86分。
製作国は、アメリカ。
映倫は、G。

 

 

 


キャッチコピーは、「車椅子の科学者セス・エンバー 潜在意識の中では最強のエクソシスト」。

 

 

 

 

 

『ブラック・ブック』のカリス・ファン・ハウテンが『ゲーム・オブ・スローンズ』で存在感を増したのは嬉しい限り。

 

 

近年の悪魔祓いものなら『プリースト 悪魔を葬る者』 (2015)、『インシディアス 序章』(2015)、『エミリー・ローズ』(2005)がオススメ。

 

 

 

 

 

 

 


ややネタバレ。

師匠のフェリックスとか、助手二人の描写がもうちょっとちゃんとしてたら、よかったのにね。

『インシディアス』の3人組の流れ(会社は同じブラム・ハウス)なんだろうからさ。 

 

 

 

 

 

ネタバレ。

ドクター・ストレンジのパクリじゃないだろうけど、事故で足を失う(ドクター・ストレンジは手)、ドアから出入り、顎が目立つ俳優が主演など相似点はいくつかある。コミックスの方が意識されていたのかもしれなけいどね。でも、マーベルには最強の悪魔祓いを描く『コンスタンティン』もあり、映画だけでなくTVドラマ化もされているので、いろんなのを混ぜたんでしょうね。

窓から飛び降りるのは、まんま『エクソシスト』ですしね。

 

 

 

 

 

 

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