菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

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映画と相性がいい乗り物は?

2018年04月26日 13時52分21秒 | 映画のあれこれ

映画と最も相性がいい乗り物は列車だと言ったのはデヴィッド・リーンだったと記憶している(フィルムの形と列車が似ているというのもあったみたい)が、最近は、列車は映画で総活躍していない気もしないでもない。
『15時17分、パリ行き』、『トレイン・ミッション』という列車映画も公開しているけど。
やはり、現代だと自動車が相性がいい気もする。
 
実際、世界映画興行収入のランキング100位までに名を連ねるのは、列車より車映画の『ワイルドスピード』シリーズ、『トランスフォーマー』シリーズ、『バットマン』シリーズが多く、それと同じくらいなのが船の『タイタニック』、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズに加えて、宇宙船の『スターウォーズ』シリーズが名を連ねているので、列車や車より、船の方が映画と相性がいいと言えるのかも。ただ、宇宙船は飛行機なんじゃないかって気もするから、単独にした方がよいだろうね。
そして、動物に乗る話も『アバター』、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ、『アナと雪の女王』、『スターウォーズ』シリーズ、『シュレック』シリーズなどがある。
一応、列車は『ハリー・ポッター』シリーズ、『ハンガーゲーム』シリーズなど。飛行機は『怪盗グルー』シリーズ、『バットマン』シリーズ、『ワイルドスピード』シリーズ、『X-MEN』シリーズ。
バイクと自転車は少なめで『バットマン』シリーズ、『E.T.』、『アベンジャーズ』シリーズぐらい。
ロボット(パワードスーツ)ってのも意外と多い。『アバター』、『アイアンマン』シリーズ、『トランスフォーマー』シリーズは乗り物というよりは生き物だけど。

主人公の乗り物、舞台、目立つキャラクターとまでなっている主要機としての数を数えると、車、宇宙船、動物、船、飛行機、列車てとこですかね。
個人(主役やチーム)で所有できるかどうかってことになっちゃうんでしょうがね。

こうやって見ると、西洋のヒットシリーズって、乗り物が重要なのかもね。ジェームズ・ボンドもボンドカーが話題になるし。
『アバター』はある意味では人造異星人に乗る話だし。
 

 
そうなると、そもそも映画と乗り物が相性がいいのかも。
映画は旅とも言うものね。
やっぱ、旅に出るのに、乗り物に乗らなきゃ。
そう考えると、映画館の席って乗り物感がある。
そういう意味では、家で見ると乗り物感が薄れちゃう気がしないかい。
 
映画の歴史は、リュミエールから始まったとするなら、最初は『工場の出口』と『列車の到着』だった。
これ、帰還と出発だ。
工場の出口は仕事が終わり帰る人々を映し、列車は両方をつかさどる。
 
そうか、映画って、帰還と出発を見せるものなのかもしれない。

 

それでは、みなさま、よい旅を。 

 

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