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菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

恋はふいに動く。 『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)』

2020年07月17日 00時00分51秒 | 俺は好きなんだよ!

【俺は好きなんだよ】第1289回は、『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)』(1995)

 

 

映画公開時のタイトルは『恋人までの距離(ディスタンス)』。

原題は、『BEFORE SUNRISE』。
ソフト題が、『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)』ですが、「ビフォア」が大事なので、こちらを推したい。

 

 

製作国:アメリカ
上映時間:102分
 

 


スタッフ。

監督:リチャード・リンクレイター
製作:アニー・ウォーカー=マクベイ
製作総指揮:ジョン・スロス
脚本:リチャード・リンクレイター、キム・クリザン
撮影:リー・ダニエル
編集:サンドラ・エイデアー
音楽:フレッド・フリス

 

 

 

出演。

イーサン・ホーク
ジェシー
ジュリー・デルピー
セリーヌ
アーニ・マンゴールド
ドミニク・キャステル
ハイモン・マリア・バッテンガー
アンドレア・エッカート
ハンノ・ポーシェル

 

 

物語。
パリ行きの列車の中で偶然出会った一組の男女。
二人は意気投合するが、男は先に列車をウィーンで下車しなければならない。

 

 

 

 

 

 

ややネタバレ。

目の前にいながらの電話ごっこのくだりのなんと映画的なことよ。

 

 

 

 

 

 

ネタバレ。

最初、電車の背景は横に流れていくが、路面電車になり、背景は後ろに流れていく。二人が前進しているのを示している。

 

 

 

好みの台詞。

「夫婦は年を取るとお互いの声が聞こえなくなる。男は年と共に高い声が聞こえなくなり、女は逆になるから」

「僕は招かれていないパーティーにいる客だ。僕の居場所はこの世にはない」

「大丈夫、彼は学ぼうとしているから」

「おばあさんが子供にキスをしたのね」

「もし神が存在するなら人の心の中じゃない。人と人の間のわずかな空間にいる、この世に魔法があるなら、それは人が理解し合おうとする力のこと。たとえ、理解できなくてもいいの。相手を想う心が大切」

「彼は私怖がっているの。恋人を殺す妄想の話をしたから。私は人は傷つけない。傷つけるのは自分だけ」

「期待も約束もなし。今夜だけ」

「なんだか、悲しいわ。つらいさよならだけ」「今言えば明日にはつらくない」「今?」「グッバイ」「バイバイ」

「キミはグラスを。ボクはワインを」「赤ワインね」「赤ワインを」

「今まで私が感じることを理解してはくれなかった。あなたは違う。最高に幸せな夜だわ」

「自分が疎ましく感じることがある。「僕なんか消えてしまった方がいいんだ」って」

「もし僕たちが一緒にいたら、君は僕をイヤになる。たとえば家に人が来たりするたびに僕は不安になって酒を飲む。そして知性に欠けた同じ話ばかりする。何度も何度も。面白くないから自分でもうんざりしてくる。君といると自分が別人になれた気がする。ほかにこんな自由になれるのは、ダンスをしたり、アルコールやドラッグしかない」「セックスは?」「セックスもだな」「お願い」「なに?」「キスして」

「男の夢なんでしょ。行きずりのフランス女とのセックス。素晴らしい夜の結末をそんな風にしないで」「わかった。セックスなんかしなくっていい」「もう会いたくないの?」「そんなことない。永遠の別れか、君との結婚を選ぶとしたら、結婚を選ぶ。結婚のきっかけってこんなことなんだよ」

「今は分からない。複雑に考えすぎかしら」

「その人のことを知れば知るほど好きになる」

「別れは苦手だ」

「五年後は?」「長すぎる。社会学の実験みたいだ」「一年後、いや半年後の昨日、ここで会おう」

 

 

 

 

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