菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

英雄、死後に罪が出て。 『トラブル・ウィズ・ユー』

2023年05月12日 00時00分26秒 | 俺は好きなんだよ!

【俺は好きなんだよ】第1714回

 

『トラブル・ウィズ・ユー』(2018)

 

原題は、『EN LIBERTE!』。
『自由!』。
英語題は、『THE TROUBLE WITH YOU』。
『君と大問題』。


製作国:フランス
上映時間:108分
 映倫:G
 

 

スタッフ。

監督:ピエール・サルヴァドーリ
製作:フィリップ・マルタン、ダヴィド・ティオン
原案:ピエール・サルヴァドーリ、ブノワ・グラファン
脚本:ピエール・サルヴァドーリ、ブノワ・グラファン、バンジャマン・シャルビ
撮影:ジュリアン・プパール
編集:イザベル・ドゥヴィンク、ジュリー・レナ、ジェラルディヌ・マンジュノ
音楽:カミーユ・バズバズ



 


出演。

アデル・エネル (イヴォンヌ・サンティ/刑事)
ピオ・マルマイ (アントワーヌ・パラン/無実の罪で収監されていた青年)

オドレイ・トトゥ (アグネス・パラン/アントワーヌの妻)
ダミアン・ボナール (ルイ/ジャンの部下)

ヴァンサン・エルバズ (ジャン・サンティ/イヴォンヌの夫)

オクターヴ・ボッスエ  (テオ・サンティ/イヴォンヌとジャンの幼い息子)


 

 

物語。

英雄と言われる刑事の夫を亡くした同じく刑事の妻イヴォンヌは、夫のある事実を知ってしまう。
夫が生前、不正を働き、無実の男を刑務所送りにしたことを。
彼女は、出所してきた男アントワーヌを、人知れず助けようとする。

 


英雄が死んだ後で、実はやばい奴だったことが判明し、妻が罪悪感を抱えるコメディ。

 

フランス的な捻りまくったストーリー展開は、はまる人にはたまらない。
人間味をベースにした笑いに、ユーモア、そして、ペーソスがあっていい。

アデル・エネルの揺れ具合が、映画を引っ張ります。
ピオ・マルマイの危うさも。
オドレイ・トトゥは、ヤバめの役ですが、愛に溢れていて、夫婦のシーンがいいです。

大人の愛情と笑いを味わえますよ。

 

第44回セザール賞では9部門でノミネートされたが、いずれも受賞はならなかったそう。

 

 

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