オッド・トーマスは南カリフォルニアの町ピコ・ムンドに住む20歳のコック。彼には特異な能力があった。死者の霊が目に見え、霊が伝えたいことがわかるのだ。ある日、オッドは勤務先のレストランで悪霊の取り憑いた男を見て、不吉な予感を覚える。彼は男の家を探し出して中に入るが、そこで数多の悪霊を目撃した。そして翌日に何か恐ろしいことが起きるのを知るが…巨匠が満を持して放つ最高傑作シリーズ、ついに登場。(「BOOK」データベースより)
YAYAはディーン・クーンツ様のファンです。
中でも代表作と言われるオッド・トーマスのシリーズは、シリーズ物としてはディーヴァー様のリンカーン・ライムのシリーズと1,2を競うほど好きです。
さて
クーンツ様の作品は膨大な数があるのに...
スティーブン・キング様と並ぶダークファンタジー、ホラー系の巨匠なのに...
映画化って あまりされてません...
クーンツ様の作品を良いものにしようという思いいれが強過ぎて...
なんて説もあります...
しかし!
このたびオッド・トーマスの第1作がめでたく映画化されました ♪
しかし!
大人の事情で全国で東京1館、大阪1館のみ...
しかも公開が1週間だけ って...
こんなんだとビデオレンタルにもならないかも...
で
はるばる新宿の バルト9 っていうシネコンまで行ってきました。
20:45からのレイトショー...
こんな扱いですが
変な改造なしの原作に忠実な内容とか
トレーラー見たときはなんかイメージが...って思ったオッド君役も、わりとはまってとか
映画自体はけっこうよかったです ♪
でも
欲をいえば...
キャラ的に一番のお気に入りのオッド君の彼女 ストーミィ が なんか違う...
原作のストーミィのけっこう深刻なトラウマ...初期の戦場ヶ原ひたぎ様的な深みが ない...
原作ではけっこうページとってるオッド君の両親の件も 重度にメンヘルなお母さんが数秒ほどでてくるだけだし...
オッド君の悲しい過去な家主さんは姿もみせないし...
時間制限のある映画だから しょうがないのかもしれませんがカットされた重要シーンが多すぎる...
そんなで
この世界は残酷なんだから...(ミカサ・アッカーマン様談)的な進撃の巨人に勝るとも劣らない 残酷で悪意に満ちたこの世界...
でも がんばって一人でも善をつらぬき生きていく的な...
クーンツ様のホラーなのに人生を真っ当に生きていく覚悟がみなぎる読後感が、(映画という制限のなかでがんばっていますが) 少し薄くて ものたりないように思えます。
それでも
衝撃と感動のエンディングはいい感じで再現されています。
レイトショーなのに けっこうお客さんいました ♪
上映館が少ないし、公開期間が短いですが クーンツ様ファンには鑑賞マストかも。
トレーラー添付します。
映画『オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主』予告編