書名 :ザ・ヒッピー
副書名 :フラワー・チルドレンの反抗と挫折
著者名 :バートン・H.ウルフ/著 , 飯田隆昭/訳
原書名 :The hippies./の翻訳
目次(BOOK):宣言;ヒッピーはどこから来たのか;新しいミュージックと新しいシーン;白い黒人;ディガーズ、見えない政府;メリー・バーミン;ブーフーのチャーリー・ブラウン;ヘイトで愛が爆発した;ヒッピーは働きそして遊ぶ;ヒッピーが創造したもの;ドラッグによってよりよき生を;フラワー・パワー;花をむしり取られたフラワー・チルドレン;ポスト・トリップ
「このシーンにターンオン(目覚めよ)し、起こっていることにチューンイン(波長をあわせよ)せよ。学校をドロップアウト(抜け出せ)せよ。会社のつまらぬ役職からドロップアウトせよ。―われに従って、けわしい道をともに進もう。」
ケン・キージー
キャリーパミュパミュ様がモデルをしている青文字系ファッション雑誌KERAの語源がビートニクス最強の作家ジャック・ケルアックだと知り...
ケルアックの路上やバロウズの裸のランチ等のビーチニクス系の本を読みましたら...
必然的にヒッピーがちょっとマイブームになりました ♪
ヒッピーって60年代後半~70年代前半にけっこう流行ったムーブですが、YAYA的には あまり実態を知りませんでした。
イメージ的には 元祖 スローライフ って感じでもありますが、いろいろ読むとかなりDEEPで、なんか面白いです ♪
「寝転んで、マリファナをふかして、大自然の中で生き、裸足で歩き(元祖ベアフット?)、万人を愛し、わずかな物しか必要とせず、穏やかに暮らし、何もかも共有しあい、生きるのに最低限のものを得るためにだけ働き、他の時間は楽しくくらす」
けっこう、今の日本にマッチするのじゃ ないでしょうか?
絞り染めのTシャツにビルケンのサンダルなスタイルにちょっと憧れます ♪
書名 :アシッド・ドリームズ
副書名 :CIA、LSD、ヒッピー革命
著者名 :マーティン・A・リー,ブルース・シュレイン/共著 , 越智道雄/訳
原書名 :Acid dreams./の翻訳
件名 :麻薬 , アメリカ合衆国-歴史-20世紀
アシッド...つまりLSD(リゼルク酸ジエチルアミド)をベースにしたヒッピーの年代記です。
ヒッピーにとって大事な「ターンオン」とはLSDやマリファナなどで意識を変革すること。
LSDの導師 ティモシー・リアリー や プラクターズの ケン・リージー などなどのヒッピーを代表する方々の詳細なドキュメントがすばらしい ♪
ヒッピーって「ひたすら自分勝手に正義をふりかざす左翼の演説者たちの、ユーモアもなにもない殺風景なしゃべり方に」 にいらだち...
体制を乗っ取るのではなく...
「自分自身をモデルチェンジすること」 を優先する思想の人たちで
だれかを指さして、お前が悪いとどなれば、本当の変化がやってくるとする考えが一番がまんがならなかったそうです。
「平和行進?デモ?そんなものは個人のフラストレーション解消にすぎない。疎外感を一時忘れさせてくれる、群れてるという安心感の一服にすぎない」
と
けっこう手厳しい...
書名 :ヒッピー・ハンドブック
シリーズ :Chronicle books
著者名 :チェルシー・ケイン/著 , リア・ミターニク/イラストレーション , 下條ユリ/訳
原書名 :The hippie handbook./の翻訳
内容紹介(NS):「エコ」も「ロハス」も、みんなここから始まった…。フリー・スピリットでハートはヒッピーという人に向けて、実際に役立ち、楽しめる、ヒッピー的生活のノウハウを紹介。お気楽ライフを生きるための全てがここに。
著者紹介(NS):【ケイン】幼少期をアイオワのヒッピー・コミューンで過ごす。オレゴン州ポートランド在住。 【ミターニク】イラストレーター。ポートランド在住。
「もしもあなたがヒッピーでなかったら、ご注意を。 裸足でぶらぶらする快感を一度でも知ってしまったら...バークリーあたりでバティック模様の敷物を敷いて、手作りのビーズを安売りしてる日もちかいわよ ♪」
ヒッピーアイテムのマクラメの編み方、ビルケンシュトックのお手入れ方法、テンペ(ヒッピー風の納豆?)の作り方、コミューンの始め方などなど...
著者は両親がヒッピーの娘さんで...
お父さんがベトナム行きを拒否したため、幼い頃に地下生活を過ごす羽目に...
「困ったものだ...」でありながらも日々のヒッピーライフを楽しく送るノウハウが満載 ♪
ポジティブな女の子はかわいい ♪
ヒッピーって欧米だけじゃなくて日本にもいたのでした。
書名 :アイ・アム・ヒッピー
副書名 :日本のヒッピー・ムーヴメント ′60-′90
著者名 :山田塊也/著
著者の自称「お祭りポンさん」は日本ヒッピーの代表的な方らしいです。
「今から4半世紀前、東京オリンピックをステップにして、日本が高度経済成長の大波に乗るころ、「危ない!この波に乗せられたら身の破滅だ!」と直観し、競走社会からドロップアウトし、商業主義に背を向けて、人類の滅亡を予言する詩をもって、夜の新宿に彷徨いに集まった一群の若者達がいた。その頃が新宿の文化的な爛熟期だった。」
な 時代の日本にヒッピーが生まれましたが...
日本ではマスコミを賑わしたのはほんの2、3年のこと...
高度成長期の日本とは、あまり合わなかったのかも。
あと
ヒッピー = 新宿フーテン族 のイメージありましたが、ちょっと違うみたいです。
ポンさん達のヒッピーの方が、より建設的で...
奄美の自然を守るなどの環境NPO的な活動にも邁進していきます。
アグレッシブな感じが ちょっとYAYA的なヒッピーのイメージと違いますが...