一期一会

日々是好日な身辺雑記

ブタペストからウィーンへ

2019年09月16日 | 旅行


昨夜の夕食は(地球の歩き方)を見て予約した1904年創業のレストラン(マーチャーシュ・ピンツェ)は、
ハンガリー料理でロマ音楽と舞踊のショーが観れ、ステンドグラスで飾られた雰囲気の良い店だった。
ただ、地球の歩き方に載っていた店という事で侮ったわけでもないのだが、服装がカジュアル過ぎたかと店内に入った段階で感じた。
モンベルのパーカーに長袖Tシャツ、チノパンだったが、案の定カミさんからは席につくなり、
(カジュアル過ぎね)との非難めいた一言が発せられた。内心感じていた事を改めて指摘され、
(ザッカーバーグは何処でもTシャツだろう)との反論に、(あなたは大金持ちのCEOじゃないでしょう)と追撃のご指摘。
カジュアル過ぎかどうかの線引きは、襟があるかどうかだというのも承知しているが、
持参したシャツ2枚はウィーン用に取ってあるのだ。

今回の旅行にジャケットも持参するかどうか迷ったが、肌寒いとの気候予想に機能性重視で、
ノースフェイスやモンベルのZipシャツやストレッチパンツ、ポロのシャツとチノパンにして、
逆にウィーンのコンサートもそれに合わせた会場の演奏会を予約した。
まぁ、そんな食事前の導入話はさておき、料理の方はウェイターが色々説明してくれたが、
ハンガリー料理のイメージが湧かず、無難な3品のPreFixコースを選び、それぞれ赤のグラスワインを。
ロマ音楽の方は(ハンガリー舞曲 第5番)や(チャルダッシュ)も演奏され、
この曲も川井郁子の演奏でよく聞いているので楽しめた。
ハンガリー料理とワイン、ロマ音楽とハンガリー舞踊を楽しめた2時間の夕食だったが、料金も昨夜の倍だった。













今日9/16((月)はブタペスト駅を8:40に出発し、ウィーン中央駅に11:20に到着した。
ブタペスト駅と電車は、あの名画(ひまわり)で、マルチェロ・マストロヤンニとソフィア・ローレンが
別れる名シーンを思い出させるようなものだ。しかしあの映画は名画ベスト10に入る名作だった。
(ブダペスト駅)



一昨日は空港からウィーン中央駅まで電車に乗り、そのままブタペストに向かったので、
実質的には今日がウィーン初日のようなもので、2016年の9/18、9/19にウィーンに来ているので、
2度目のウィーンになる。
その時は行きたい所を折衷案でまとめ、 チェコ、オーストリア、イタリアの3カ国をプラハ2泊、
チェスキークルムロフ1泊、ウィーン2泊、ザルツブルグ2泊、コルチナダンペッツオ2泊、ベネチア2泊、
フィレンツェ3泊という強行軍で、ウィーンも半日の移動があったので、1日半の滞在だった。

そんな3年振りのウィーンのホテルは、ウィーン観光の中心地シュテファン寺院から歩いて5分位にある(メルキュール ウィーン ファースト)にチェックイン。大勢の観光客で賑わうシュテファン寺院の広場から歩いて、ちょっと小路を入った所にあるこのホテルは、その喧騒から離れた静かな場所にあった。

チェックインし、ブタペストで残ったハンガリー通貨を使い切る為に買ったサンドイッチとジュースで昼食。
ハンガリーはEU加盟国だが通貨はユーロではなく、反移民、反ユダヤ、反自由主義を掲げる現政権は、何かとEUと摩擦が絶えない。
汎ヨーロッパピクニックで東ドイツ、チェコ、ポーランドなどの共産国家崩壊のきっかけを作った国だが、現在は右傾化の強権政治になっているが、その辺の話は長くなるのでカット。

今回のウィーン滞在も実質1日半となるので、昼食後は早速ウィーン観光に出かける。

(シュテファン寺院)





(王宮)
前回じっくり見学したのと、明日シュルンブルデン宮殿見学を予定しているので、今回は見学はなし。


(マリア・テレジア像)
16人の子供を産み!その婚姻政策でヨーロッパにハプスブルク王朝隆盛の基を築いたマリア・テレジア。
フランス王国に嫁いだマリー・アントワネットの母親。



(国立図書館)
今日の観光の目玉だった美術史美術館は休館だったので、国立図書館に廻る。
ここには1501〜1850年までの蔵書が約20万冊が
コレクションされている。







伝統的なウィーンのカフェ文化を味わおうと、探し歩いて辿り着いたカフェザッハは長い待ち行列で、
並んでまでは断念して近くのカジュアルっぽいカフェ モーツァルトで一休み。
2人ともチョコレート系のケーキを食べたが、カミさんは日本の方が美味しいとの身も蓋もない感想。
アンコ物の和菓子は好きだが、普段ケーキを食べない私にはその違いは分からなかった。



主なこの日の観光目的を終えた後はカミさんは靴の店(Think)へ。
私はシュテファン広場のベンチに座りマンウォッチングで、デジャヴじゃないが3年前と同じ。
30分ほどで戻ったカミさんは手荷物は持ってなかった。
もう一つの長年使っている靴メーカーがドイツらしいので、ミュンヘンでの買い物を考えてるのか。

17時頃にはホテルに戻り一休みして、19:00頃に夕食にシュテファン寺院近くのタイ料理レストラン(パタラ)へ。
多くのヨーロッパ人の様なお客で賑わっていたこのレストランは、店内もモダンな感じで、
味の方もヨーロッパ人向けにアレンジされた感じで、タイで食べ慣れた味とは少し違った。
肉の食べ続けで野菜を食べてないので、ベジタリアン向けのメニューからパッタイとレッドカレー、
香草とイカのサラダを頼み、2日続いたアルコールはやめ炭酸水での食事となった。



パッタイはケチャップ味付けの様で、レッドカレーは少し甘かったが、野菜を取れ、
似て非なるタイ料理ではあったが、別物としての美味しさはあった。