一期一会

日々是好日な身辺雑記

ウィーン市街観光

2019年09月18日 | 旅行


ウィーン滞在2日目の今日17日(火)も朝早くから動き出し、8時にはホテル近くのパン屋でサンドイッチを買い、店内でコーヒー、ジュースで朝食にする。
同じヨーロッパでも南イタリアのナポリやシチリアでは、菓子パンの様な甘いパンにコーヒーというシンプルな朝食だったが、ブタペストやここウィーンはサンドイッチが美味しい。
日本と比べてパンの種類が多いのと、挟まっているハムの量も多く、今朝食べたサンドイッチは洋わさびが効いて美味しかった。



朝食の後はシュテファン広場駅から地下鉄に乗り、ハプスブルク家の夏の離宮だったシェーンブルン宮殿へ向かった。
U4グリーンラインのシェーンブルン駅から歩いて4分位の宮殿のチケット売り場では、63歳以上のシニア向けの割引チケット24ユーロを買い、日本語の音声ガイドを聴きながら宮殿内の各部屋を廻る。
宮殿前の駐車場には大型の観光バスが何台も泊まり、そのツアー客で宮殿内も芋の子洗いの状態だったが、正直なところ王宮見学と比べると、各部屋を見て廻り、その絢爛豪華さにハプスブルク王朝の隆盛を感じるくらいで、王宮の様な数々の金銀の食器、美術品の様な高級陶磁器の様な展示はないので、生活感は感じなかった。

宮殿見学の後は市センターに戻り美術史美術館に行くが何と今日も休館だった!
今まで海外旅行先のボストン、ロンドン、ローマ、フィレンツェ、ミラノ、マドリードなどで美術館を訪れてきたが、どこもゆっくり絵画鑑賞が出来るが、昨年秋の上野の美術館でのフェルメール展は大変な混雑で立ち止まって見る事も出来なかった。
美術史美術館はルーブル、プラドと並ぶヨーロッパ三大美術館で、今回は木村泰司の(名画の読み方)や(西洋美術史)を読んで前知識を入れて、特に世界最大規模のブリューゲルのコレクションを見るのを楽しみにしていただけにこの休館は残念!

前回カミさんがショッピング中に一周4kmの環状道路リンクを歩いて、市庁舎、国会議事堂、ウィーン大学などの建築物を見たのが良かったので、美術史美術館見学の代わりにリンク歩きを始めたら小雨が降ってきたのでそれも中止し、リンク沿いにあったウィーン国立歌劇場内の(カフェ オペラ)で昼食を取る。
ウェイターのオススメのままに2品とサラダを注文し、食後にカミさんがアップルケーキを食べたが、今回は(日本の方が美味しい)とのコメントは無かった。

(ウィーン国立歌劇場)
パリのオペラ座、ミラノのスカラ座と並ぶ世界三大歌劇場。









昼食後はカミさんがショッピングをと、シュテファン広場の通りを散策し、サラマンダーという店に入ったら暫くして紙袋を下げて戻ってきて、ピッタリの靴があったので買ったと満足そう。
続いてスペインの靴メーカー(カンペール)でも試し履きをして、ピッタリと買う気満々だったが、
(デザインが普通のスニーカーの様でカンペールらしくない)と助言というか忠告をしたら断念。
この間の店員さんとのやり取りでカミさんの足のサイズが25cmだというのを、結婚生活40年くらいになるが初めて知った。
安いとカミさんから勧められるが、断捨離中で一つ使えなくなるか捨てないと新しい物は買わないと
決めているのと、カンペールは2足持っているので買わなかった。
ただトレッキングシューズかクライミングシューズで街履き出来るものをモンベルやノースフェイスで探しているが適当な物がないので、ミュンヘンであれば買おうと思っているが、靴もカジュアルで機能的なものが好きだ。

まだお土産などのショッピングを続けるというカミさんと別れ、靴の入った袋を持ってホテルに戻る。
ウィーンのホテルではどういうわけかロシアやアルジャジーラの放送は入るが、CNNが入らないので日経電子版や株価の終値をチェックし、2日前に娘がLineでおススメのサイトして知らせてきた(NewsPicks)を見て過ごす。
娘は商社勤めの友達から勧められたらしいが、これがなかなかの優れモノで、ニュース統合配信サイトでもあり、オリジナルの記事も配信し、それに対するコメントは実名というもので、配信記事からするとビジネスマン対象の様だが、まだホテルでチョットの時間に読んだだけだが、プラットホーマーになれる可能性があるサイトだと思う。







1時間くらいしてカミさんが嬉々とした顔で戻り、スーパーで買い物をし、小路にあるショップを覗いてきたとご機嫌の様子だ。
夕食はその小路散策でカミさんが混み合ってるウィーン名物シュニッツェル(カツレツ)見つけたというので、その店Figulmuller(フィグルミューラー)へ。
18:00という早い時間だったが、既に待っている人の列が出来ており、順番がきて他の人と同じテーブル
で良いかというような事を言われOKし、(Fifteen何たら)と言われその意味も分からなかったが、日本人特有の曖昧な態度だったら相席に案内され、席に着きあの15の意味を(15分くらい待つよ)か、(15分で食べろ)の意味かとカミさんと話しながら、シュニッツェル2つとサラダ1つと炭酸水を頼んだら直ぐ出てきたので、(15分で食べろ)の意味だろうと納得。
そして注文の時にカミさんが1枚をシェアと提案したが、それを2枚にしたがシニアのカップルはだいたい1枚をシェアで、相席のドイツ語を話す若い女性2人は1人が完食、もう1人が半分でギブアップだった。
我々はカミさんが半分、私が8割の消化率だった。
シュニッツェルは3年前にも食べてるので、今回の予定には無かったが、話のタネにと変わった。
後で調べたらこの(Figulmuller)はシュニッツェルの名店で、1日400枚くらい売れるらしく、すぐ近くの店も待ち行列が出来ていた。







夕食の後は日本でチケット購入していた20:00からの聖ペーター教会での弦楽四重奏団のコンサートで、モーツァルトの(レクイエム)、ヴィヴァルディの(四季)、バッハの(G線上のアリア)など馴染みの曲を、
荘厳な雰囲気の教会で聴け、ウィーン最後の夜を飾る最高のイベントだった。





ウィーンは今回も実質1日半の滞在だったが、色々な意味で生活の豊かさを感じさせる街で、
また来たいと思わせる街でもあり、今度はオーストリアだけの滞在にして、インスブルックや
ザルツブルグも組み合わせ、クリスマスや新年の時期に来てみたいものだ。