女ひとり、歳をとる。

お金なしの60代、犬2匹と同居中。

のんびりやろう。

2018-08-27 22:30:44 | 老化現象・老後準備

先月シンガポールの電車の中で、

Kちゃんとわたしは席を譲られました。

譲ってくれたのは15,6歳の少年。

日本でいうシルバーシートに座っていた彼は、

わたしたちを見るなり席を立ち、立った席を示しました。

その少年の礼儀正しい態度に感心したものの、

人生初めて電車の席を譲られたわたしは、

もうそんな歳なのかしら・・・と、

ちょっと複雑な気持ちにもなりました。


歳のことと言えば、

この間会ったYちゃんが言ったことが印象に残っています。

Yちゃんは職場の20代の女性に聞きました。

「ねえ、〇〇さんとわたしってどっちが若く見える?」

答えは・・・?

〇〇さんは61歳のYちゃんより10歳年下の管理職、

ずいぶんおじさんにに見えるそうです。

だから自分の方が若く見えると思っていたのに、

「〇〇さんです」と返ってきた言葉。

Yちゃんはちょっとがっかりしたそうです。

でも、Yちゃんは美魔女ではありません。

わたしから見ても歳相応、

世間の人たちはちゃんとした認識があるのです。


Yちゃんもわたしも昔から若く見られていました。

Yちゃんは結婚しましたが、

わたしは結婚せず、夫やその家族との付き合いもなく、

子供の成長を支えることもなく、

趣味が楽しくて、その仲間たちが大好きで、

ただ、ただ、自分のことだけを優先していました。

精神年齢は30代で止まっていたのです。


でも、63歳になった今、自分の頭と心を、

もう少し実年齢に近づけたいと思うようになりました。

若いと思っていた自分なのに、老化現象に出会うたび、

心と体のアンバランスに不安を覚えるようになったからです。

そのため一時は老年期障害みたいな感じで、

心がくすんでいました。


老化を嘆くのでなく、変化を受け入れて共に生きる。

腰痛も、顔や体のシミも、垂れ下がった両頬も、

物忘れやうっかりも一緒に歩いていこう!

やっとそう思えるようになりました。

実年齢に合った若々しさで暮らしていきたい。

時々、くじけたり、いじけたりしちゃうけど、

のんびりやろうと思います。