友だちのYちゃんから、
インフルエンザから肺炎になったとLINEがありました。
びっくりして別の友だちKちゃんに電話をして、
「ねぇ、ねえ、Yちゃんインフルエンザの後肺炎になったんだって。
でもさ、肺炎って年寄りの病気でしょ?」
「もう私たちは60過ぎだよ」
「えっ、60過ぎると年寄りなの?」
Kちゃんは介護職の経験があり、わたしよりも老人の知識はあります。
父が生きているころ、誤嚥性肺炎をとても気にしていました。
それは認知症になってからも続き、
食事のたびに気を付けて飲み込んでいました。
「右から飲み込んでいかないと、気道に入ったらたいへんだ」
と、いつもしつこいくらい繰り返していました。
「でもお父さん、そんなにうつむいていたら、かえって気道が狭くなるよ」
とわたしが言うと、
「いやね、こうやって右から食べ物を入れてね・・・」
顔を傾けて力説する認知症の父。
しかし、その力説もむなしく父は肺炎になりました。
ある日、ダイニングテーブルの下にうずくまり動けなくなり、
病院へ連れて行くと肺炎と診断されました。
幸い軽度の肺炎でしたので、1週間ほどの安静で完治しました。
わたしはテーブルの下にうずくまるなんて、
認知症の悪化かと思っていましたが、
当時やっていた父の介護ブログのコメント欄で、
【それって肺炎かもしれませんよ。受診してください】
と教えてくださる方がいて病院へ連れて行くことができました。
わたし、ここ半年ぐらい前から、
喉に物がつっかえるような感じになることが多くなりました。
それもパサパサし食物ではなく、
水や自分の唾液にむせるようになりました。
これってなに?老化現象?
そういえばこの間テレビで、
誤嚥防止の喉の筋肉を鍛える運動を紹介していました。
喉ぼとけを意識しながら、ゆっくりと唾を飲み込む。
これを毎日2,3回行えば喉の筋肉の強化になり、
誤嚥を防ぐことができるそうです。
若いころだってよく喉に物が詰まり、
窒息するのではないかと思うくらい、苦しかったことは何度もありました。
でも、誤嚥はせずに肺炎にもならなりませんでした。
それは若く健康な喉の筋肉が、気管に入った物を排出できたから。
今、その若かった喉の筋肉に老化が忍び寄っているのです。
この記事を書く前にも誤嚥についてネットで調べてみました。
高齢者ではむせたり、咳き込むことのない誤嚥も多く、
風邪のような症状が続く、誤嚥性肺炎になる場合も多いらしいのです。
父の場合もむせたり、咳き込んだりはしていませんでしたから、
きっと高齢者に多いタイプの誤嚥性肺炎だったのかもしれません。
知らない間に肺炎になっていた・・・、
なんてことにならないように、
今から喉の筋肉を鍛えておくのは必要なことかもしれません。