きのう友人のKちゃんから電話がありました。
「ねぇ、去年Mちゃんの家に行ったのって、
いつだっけ? 手帳に書いてないんだよね」(Kちゃん)
「ちょっと待って、わたしのスケジュール帳見てみるから・・・。
あれ? 私のにも書いてないよ」(わたし)
「去年は行かなかったんだっけ?」(Kちゃん)
「いや、行ったよ。リフォーム後の家を見たじゃないの」(わたし)
毎年3月にMちゃんが鴨鍋の会を開いてくれています。
でも、去年はお家を全面リフォームをしたので、
3月ではなく4月にしていたのです。
60過ぎた女ふたりが、
そのことを思い出すまでにしばらく時間がかかりました。
ここ数年、
いろんな出来事が去年の事だったのか、
一昨年の事だったのか、はたまた5年前の事だったのか、
ほとんど思い出せなくなりました。
独身で毎年同じようなことを繰り返して暮らしていますから、
思い出すきっかけがありません。
会社を辞めた5年前から、
スケジュール帳にいろいろ書くことにしました。
他の人なら普通にやっていたことでしょうが、
とにかくズボラなわたしは、
手帳を使うのは最初の1ヶ月だけ、
あとは白紙の11ヶ月。
でも、思い出せないことが多すぎて、
いずれ困ったことになる前にと、
スケジュール帳を真剣に活用するようになりました。
先日亡くなった友人のお母様のお香典を送ろうと、
不祝儀袋や現金を準備しました。
友人関係には5,000円と決めていましたが、
あれっ?父が亡くなったとき、
友だちとお母様から別々にいただいたような気がして、
そのときのページを開いてみました。
別々に5,000円のお線香をいただいた記録あり。
あわてて袋に入れるお札を10,000円に変えました。
完全に忘れてはいないのですが、思い出せないんです。
でも、ちょっとしたヒントやきっかけがあれば思い出せる。
今わたしが生きていくのに、
とっても頼りにしているスケジュール帳です。