女ひとり、歳をとる。

お金なしの60代、犬2匹と同居中。

91歳もマッチョ。

2022-01-26 22:57:22 | 映画

 

おととい歯の定期検診で歯科へ出かけました。

勤めていたときに20年ほど通っていた歯科医院です。

勤めを辞めてからは地元のいくつかの歯科医に行きましたが、

どこもなんだか先生としっくりこなくて、

前歯の歯並びが悪くなってきた2年ほど前から、また通い始めました。

「また少し前に出てきてる気がするんです。

先生はそれほどでもないと思っているかもしれませんが、

わたしは毎日この歯を見てチェックしているんです」

「でも、上の前歯にぶつかっているでしょ。これ以上は出ないから」

「だけど、気になって舌でいつも触っちゃいます」

「あっ、それはよくない。できるだけ触らないでください。

小さな刺激でも毎日毎日だと歯並びに影響しますから」

「えっ~、気をつけます」

とにかく話しやすいので通っています。

 

都心に出たついでに映画を観ようと思いました。

観たい映画は都内で2館しか上映がありませから、ぜひここで観たい。

でも、席は8割ほど埋まっていました。

コロナ感染者が急増しているのでちょっと迷いました。

結局、その日は見送ることにしました。

翌日も翌々日もどんどん埋まっていく座席。

う~ん、観たいけどなぁ、今回は諦めることにしようか・・・。

映画観たい感が強まっていたのですが、

観ることができずちょっと欲求不満でした。

それで、きょう、地元の映画館で『クライ・マッチョ』を観てきました。

地味な映画と地元の映画館のせいか、館内の座席には12、3人ほど。

 

クリント・イーストウッド演ずるマイク・マイロは、

かつてロディオ界の大スターでしたが、

落馬事故をしてからは落ちぶれて、その後、妻子を交通事故で亡くしてからは、

ますます生活は荒れていきました。

たくさんの借金をつくり自宅も手放すことになりそうなとき、

救っていた人がいました。

その恩人から元妻と一緒にメキシコに住んでいる息子を、

アメリカに連れ戻してほしいという依頼を受けます。

元妻はメキシコシティで、恐そうな男たちを従えて、

恐そうな商売をしています。

マイクが息子をアメリカに連れて帰りたいと元妻に言うと、

あの子は渡さない!それでも連れて帰ると言うなら、

息子を誘拐されたと警察に通報する、

メキシコの刑務所は、とても、ひどく、恐い所だと脅しをかけてきます。

でも、マイクは息子とアメリカ国境を目指します。

元妻の部下の追手や警察の捜索をかわしながら・・・。

 

ストーリーは好きです。

でも、あんな恐い元妻の手下が間抜けすぎでしょ。

もっとすごい追手じゃないかな、普通は。

マイクを信じたと思ってもまたすぐに敵対化する息子。

マイクと息子の信頼関係がよく分からない・・・。

それに、なんでもとんとん拍子にうまくいきすぎる気がします。

『運び屋』のときほどのヨボヨボ感はなかったけれど、

『グラントリノ』の盛り上がりも欲しかったです。

でも、全てを卓越したような91歳のイーストウッドにして、この映画なのかもしれません。

 

ポスター画像

 

 


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