先日お店にお越しになったお客様とお話していたら、その方のご主人が最近亡くなられたそうです。原因は糖尿病からの合併症だったそうで、16年間も御主人の介護をされたそうです。
53歳の時に合併症で失明され、その後腎臓疾患、そして血管疾患を併発され69歳でなくなられるまで10年以上に及ぶ介護生活だったそうです。それは壮絶な闘病と介護だったそうです。
ご主人は最初、目に発症して失明してしまい食事が一人では食べられなくなってしまった。
次に腎臓疾患を患い人工透析が週1回から2回になり隔日の透析になってしまった。
この頃から24時間介護が必要になっていった。
さらに血液疾患から壊疽になってしまい、最初は足首から下、次は足の膝下、最後に足の付け根から切断し、とうとう自力ではベットの上に起きていることも出きなくなってしまったそうです。
介護なさっていた奥さんは24時間介護していなければならず、16年間、1日とて家を空けた事はなかったそうです。
私の父も60歳の時に糖尿病を発病し、75歳で死ぬまでの15年間糖尿病と闘っていました。
幸い早期発見しましたので余病は併発しませんでした。
父は第2型糖尿病ということで、食事制限と運動療法で治療しており、インシュリンを打つ事はありませんでしたが、最後は肺癌になってしまい、糖尿病のために手術ができなくて死に至りました。
糖尿病そのものは怖い病気ではないのですが、このように余病を併発すると治療できなかったり、症状が進んだりするのが怖いのです。
健康検査をしたときには血糖値を十分注意してみましょう。
早期発見し医師による適切な処置を受ければそれほど怖い病気ではありません。