
『山・動く -湾岸戦争に学ぶ経営戦略』(ウィリアム・ガス・パゴニス著、佐々淳行監修、同文書院インターナショナル)を読む。
昨年東日本大震災や京都のトラブルで、兵站の重要性を改めて実感する。そんな折、監修者の佐々淳行氏が自著で本書を紹介しているのを読む。兵站やロジスティクスについて書かれているビジネス書は少ないので、早速買って読もうかと思ったら20年前の本で絶版。アマゾンで古本をゲット。
筆者はアメリカの陸軍中将。ペンシルバニア州立大学で経営修士も取得している。原著はハーバードビジネススクールで出版された。
前半は自伝的内容。中盤は湾岸戦争での筆者の任務について。56万人の軍人、13万両の戦車・装甲兵員輸送車・輸送トラックなどの車輌、大砲、弾薬、糧食、医薬品、宿泊施設などを、アメリカから、欧州から、アジアから地球の裏側(すなわち中東戦域)まで運ぶ大作戦を展開した。後半は自身のリーダーシップ論を述べる。
湾岸戦争、米国軍についての背景知識が乏しいので、若干の読みにくさは否めないが、ロジスティックや兵站といった後方支援の重要性を改めて確信する。企業における有事の対応にも十分参考になる内容である。
昨年東日本大震災や京都のトラブルで、兵站の重要性を改めて実感する。そんな折、監修者の佐々淳行氏が自著で本書を紹介しているのを読む。兵站やロジスティクスについて書かれているビジネス書は少ないので、早速買って読もうかと思ったら20年前の本で絶版。アマゾンで古本をゲット。
筆者はアメリカの陸軍中将。ペンシルバニア州立大学で経営修士も取得している。原著はハーバードビジネススクールで出版された。
前半は自伝的内容。中盤は湾岸戦争での筆者の任務について。56万人の軍人、13万両の戦車・装甲兵員輸送車・輸送トラックなどの車輌、大砲、弾薬、糧食、医薬品、宿泊施設などを、アメリカから、欧州から、アジアから地球の裏側(すなわち中東戦域)まで運ぶ大作戦を展開した。後半は自身のリーダーシップ論を述べる。
湾岸戦争、米国軍についての背景知識が乏しいので、若干の読みにくさは否めないが、ロジスティックや兵站といった後方支援の重要性を改めて確信する。企業における有事の対応にも十分参考になる内容である。
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