
『山田方谷』(童門冬二著、人物文庫)を読む。
6月度なにわビジネス読書会の課題本。
山田方谷は備中松山藩(現在の岡山県高梁市)の家老。農民出身だが、学問や長期の留学経験の甲斐あって、松山藩主板倉勝静に登用され、幕末の江戸幕府老中を務める主人に成り代わり、藩政改革に努めた。
恥ずかしながらこの人のことは知らなかったので、興味深く読めた。また江戸幕末期の、徳川家と松山藩のような譜代大名との関係や、幕政の仕組みなどもよく理解できる。
ただし、文体や構成は今一つ。ノンフィクションの歴史ドキュメントかと思いきや、途中で小説仕立ての台詞が出てくるし、物語が方谷の地元である松山藩よりも、勝静が居る江戸を中心に展開したりと、軸がぶれている。この意見は読書会でも多くの人が言っていた。みな、感じるところは一緒だ。もうちょっと良い編集者が付かないといけない。
6月度なにわビジネス読書会の課題本。
山田方谷は備中松山藩(現在の岡山県高梁市)の家老。農民出身だが、学問や長期の留学経験の甲斐あって、松山藩主板倉勝静に登用され、幕末の江戸幕府老中を務める主人に成り代わり、藩政改革に努めた。
恥ずかしながらこの人のことは知らなかったので、興味深く読めた。また江戸幕末期の、徳川家と松山藩のような譜代大名との関係や、幕政の仕組みなどもよく理解できる。
ただし、文体や構成は今一つ。ノンフィクションの歴史ドキュメントかと思いきや、途中で小説仕立ての台詞が出てくるし、物語が方谷の地元である松山藩よりも、勝静が居る江戸を中心に展開したりと、軸がぶれている。この意見は読書会でも多くの人が言っていた。みな、感じるところは一緒だ。もうちょっと良い編集者が付かないといけない。
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