物部の森

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日記風に書いてます。

真弓明信への期待

2008年10月23日 | Weblog
 これまでの阪神の監督は大きく分けて二つのタイプがあると思う。
 ①現役時代からタイガース一筋の生え抜き選手だった(吉田義男、中村勝弘、村山実等)
 ②他球団で選手・コーチ・監督等を務めその実績から招聘された(星野仙一、野村克也、中西太等)
 真弓明信はそのどちらにも当てはまらない。もともとはいわゆる“外様”選手で監督経験ももちろんない。1979年、阪神-田淵・古沢vsクラウンライター-竹之内・若菜・真弓の大型電撃トレードで阪神へ移籍。竹之内はその独特のバッティングスタイルで、若菜は田淵なきあとの生捕手として早々に中心選手として活躍、真弓は彼ら二人に比べ最初は地味な印象だった。でも結局一番長く現役生活を努めたのは彼である。
 トレード、首位打者、85年日本一(最強の一番バッター)、内野から外野へのコンバート(今思えば皮肉な話だが岡田の影響で押し出されたカタチ)、晩年は代打の神様、引退後は他球団である大阪近鉄バファローズで打撃コーチ(2000年優勝)、野球解説者・・・。決して絵に描いたようなエリートではない、むしろ波乱万丈の野球人生ではないか。球団フロントは上記の二パターンに大別できない真弓の幅広いキャリア・経験値を評価したのだと思う。
 これから先数年、タイガースは相当厳しい時期を迎えるだろう。金本、下柳、矢野、桧山といった大ベテランはもうそれほど永く第一線での活躍は期待しにくい(むしろ頼ってはいけない)。新井、今岡、赤星、関本、安藤、福原といった中堅どころも今からの上積みは難しい。若手のブレイクと確かな補強が必要となってくる。そういった戦力をいかに活用しチームビルディングしていくか、そこは“野球経験値”の多い新監督の手腕の発揮どころである。ルックスも抜群でキャラクターも爽やか、来年再改装される新甲子園で新監督のパフォーマンスを大いに期待したい。頑張れ真弓!偉大なる前任者を超えてくれ!
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2 コメント

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Unknown (マン君)
2008-10-23 23:01:48
「真弓監督」のフロントの評価は正しいと思うよ。
岡田の野球は、「守りの野球」、岡田野球の継承者として、真弓は、同じ釜の飯を食ってきた岡田と考えは同じと思う。
真弓は、史上最強の1番バッターやった。あの独特のバットのヘッドの速さでボールを遠くまで運ぶスイング。まるでバットがボールを運んでくれるような・・
でも、真弓が阪神に来たときはショートやった。
中高のころよく甲子園いったけど、真弓の守備はうまかった。外野に回ってもライトの守備うまかったな。
なんかのインタビューで真弓がこんなこというてた。「打者を補強すると、その分守備を強化しないといけない。」みたいなことを。
やっぱり、85年日本一のメンバーは、野球の深いいところがよくわかってはるわ。
ところで、掛布はいつ監督するんやろ・・・
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真弓~、真弓~、ホームラン♪ (モジャン)
2008-10-24 06:16:58
真弓は確かに守備は良い。
今手元に、ベーマガ社が出した『阪神タイガース70年史』って本があります。その中で「あなたが選ぶベストナイン」って特集があって、歴代のタイガースの選手からポジション毎にファン投票でベストナインを選んでます。
真弓が凄いのは、ライトで1位選出されているんやけど、他にセンターで3位(1位赤星)、レフトで3位(1位金本)、それにショートで5位(1位吉田義男)でノミネートされてます。こんなん真弓だけやで。
最強の一番バッターだが、守りも幅広く分かっている。監督としての期待大です!

掛布はないんちゃう?やってほしいけど。引退してからはコーチもやってないしね。千葉出身やからロッテの監督とかあったりして・・・!?
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