goo blog サービス終了のお知らせ 

物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

すべてのカレーは飲み物である ~カオス・スパイスダイナー~

2020年12月21日 | Weblog
四ツ橋の「カオス・スパイスダイナー」へ。
店内はけっこう広く、カウンター席、1〜2名用の小テーブル、奥には通常のテーブルがある。
グリーンチリチキンと、牛バラとサツマイモの赤ワイン煮のあいがけを注文。
出てきたカレーは色鮮やかのスパイスカレー。評判どおり美味しい。グリーンチリチキンは思ったより辛くない。牛バラの方が少し酸味が効いていて、それが全体の味を引き締める。ペロリ~ナである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

M-1グランプリ2020評

2020年12月21日 | Weblog
M-1グランプリ2020は、2017年の上沼恵美子への雪辱?を見事果たしたマヂカルラブリーが優勝。ただ昨年に比べ全般的に低調だった。ミルクボーイ、ぺこぱ、かまいたち、和牛、すゑひろがりず等々、去年がレベル高すぎたのかもしれない。
いつものようにネタ順に評価コメント。

■インディアンス
司会の上戸彩が笑神籤で引いたトップバッターがなんと敗者復活組。すぐに敗者復活戦会場でインディアンスが1位だと発表され、そのまま決勝戦会場へ移動。気温5℃の屋外からスタジオ入りした直後だからか、木村が2~3度噛んでしまう。それでも田渕がアドリブで切り抜ける。去年は、田渕のいかにも「僕、面白いでしょう」的な肩肘張ったボケがしんどかったが、今年はまとまりのある漫才でトップバッターの役目を果たした。審査員の点数は90点台も何人か居て、まずまずの滑り出しだった。

■東京ホテイソン
何度か彼らの漫才を見たことがある。ツッコミが霜降り明星の粗品みたいだ。今回のネタは、よく組み立てられていた。なぞなぞの語尾の文字を繋げていくと、ボケが示した答えと違うものになったり、全然デタラメの言葉になったりと、斬新である。ただ、観ている方は本当にその言葉になっているのか、台詞を聴いているだけでは速すぎて分からない。単純に笑っておけばいいのだが、そこが気になってしまう。後でビデオで確認しよ。客に優しくない漫才である。

■ニューヨーク
いわゆる「すべらない話」を披露しながら、その中に軽犯罪行為が散りばめられていて、聴いてる側から突っ込みどころ満載という、新しいスタイルのネタである。彼ららしいセンスの良さが光る。ただ、私のような良識な社会人(?)が聴くと、内容がウソだと分かっていても、「TVでこんなネタやってもいいのかな?」とちょっと引っかかってしまって、漫才に集中できないところがあった。去年低かった松ちゃんの評価もまずまずで、雪辱は果たせたんじゃないかな。

■見取り図
今回の出場10組の中で一番安定したネタを披露していた。正統派のしゃべくり漫才というよりコント仕立ての内容である。リリー演じるのナンセンスなマネジャーに翻弄される盛山の突っ込みが絶妙で、私個人としては一番面白かった。実際何回か大声で笑った。648点とファーストラウンドは思いのほか点数が低かったが、かろうじて3位でファイナルラウンド進出。ファイナルは、お互いの故郷をディスり合う一番きっちりとした漫才だったが、ちょっと小さくまとまった感じかな。優勝するにはネタの中に大きなテーマが欲しい。

■おいでやすこが
こがけんとおいでやす小田。もともとピン芸人の二人が即席でコンビ結成。R-1が突如「芸歴10年以下」の出場制限が設けられ、出られなくなった二人にとっては、M-1にかける思いが非常に強く感じられた。もともと歌ネタ芸のこがけんが訳の分からない歌をうたい、小田の必要以上に大声なツッコミが炸裂するという、二人の良いところを組み合わせたネタだ。大声で元気にやれば少なくとも面白い雰囲気は作れるものだが、思った以上にハネて、ファーストラウンドは1位。ファイナルも同じ形式で、こがけんがさらに暴走する中身だったが、展開がワンパターンで最後は少ししんどかった。

■マヂカルラブリー
ファースト、ファイナル、どちらもマヂカルラブリーの世界観が前面に出ていた。冒頭野田クリスタルが「どうしても笑わせたい人がいる男です」と自虐的に自己紹介したが、それが上手くはまり、あとは野田のある種の“狂気”を上手く維持できたと思う。ファイナルの「吊革に捕まれない男」は、漫才というより一人芝居。大いに実験的なネタである。たくさん笑ったが、雑かつ幼稚であることは否めない。野田が今年のR-1王者、コンビでキングオブコント決勝進出、そしてついにM-1チャンピオンと、お笑いコンテストでのトータル実績ではトップだが、まだまだ伸びシロはありそうだ。

■オズワルド
昨年のM-1ではミルクボーイの大うけの直後の出番。今回も、おいでやすこが、マヂカルラブリーとうるさいネタの後。しっとりしたオズワルドのスタイルではやりにくかっただろう。長谷川が「は・せ・が・わ」という名前は、すべての文字の母音が「あ」なので口が開けっ放しになるから嫌、だから名前を変えたい、というナンセンスな世界観。伊藤は、もともと去年とスタイルを変えたのか、それとも前の組を意識して急きょトーンを強めたのか、かなり声を張っていた。まだ若い。妙に老成した漫才よりこちらを好む。

■アキナ
今回、事前の順位予想では優勝候補にあげられていた。関西では若手のリーダー格であり、いつ大きな賞を取ってもおかしくないコンビである。ところが今回のネタは失敗だった。「楽屋に地元の好きな女の子を呼ぶ」というシチュエーションがよく分からない。客の共感を得られていない設定のまま進んでいくものだから、ボケが上積みされない。結果、二人がジャレ合ってる感じで、特段大きな笑いが起きることなく、フワフワした雰囲気のまま終わってしまった。漫才自体は抜群に上手いが、彼らの実力からすると非常に物足りない。

■錦鯉
歴代最年長コンビ。かといって円熟のしゃべくり漫才をするわけでもなく、長谷川がパチンコ台に扮するというバカバカしいネタ。彼らの漫才は何本か観ているが、こんなのばかりで、あまり好みではない。今回もいつも通りか、と思いながら観ていたが、疑似パチンコ台が繰り出すギャグが結構面白く、声を出して笑った。現時点での暫定順位は、1位おいでやす、2位マヂカル、3位見取り図。これは見取り図を抜くのではないか。もし抜いたら、ファイナルは、ガチャガチャしたナンセンス系のコンビばかりになるぞ、と少し心配したが、そこまでは届かなかった。苦労人だから売れてほしい。

■ウエストランド
けっこう以前に「笑っていいとも」にレギュラー出演していて、次世代を担うホープ的扱いを受けていたコンビ。その頃にネタも観て、ワードセンスが良く面白いと思った記憶がある。今回が初出場。いよいよ売れる時期が来たかと期待していたが、パッとしなかった。古い感じの毒舌漫才。かと言って、その毒が客に降りかかって来るほどパワーはない。舞台で二人が言い合っているだけだ。昔観ていた頃とあまりレベルが変わっていない。キャラが立っていたり、トークが美味いわけでもない。何か武器を身に付けないと、ブレイクスルーが図れない。

以上、53歳になってもこんなことを真面目に書いている自分がつくづく情けなく、かつ、わりと好きだったりする。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする