『メンタリング・マネジメント』(福島正伸著、ダイヤモンド社)を読む。
先日読んだ、『リーダーになる人のたった1つの習慣』に引き続き、福島正伸氏の著書。前作は物語仕立てであったが、本作は氏のマネジメント理論(自論)を分かりやすくまとめている。
自立型人材を育成するにはメンタリングができる人、すなわち良いメンターが必要である。メンタリングの基本行動は三つ、「見本」「信頼」「支援」だという。ビジネスの本筋とは少しズレるのだが、なるほどと思ったのは、「家族にメンタリングできる者はすべてにメンタリングできる」という話。「お客さま」<「職場(部下)」<「家族」の順番で、メンタリングは難しくなる(=家族に対してするのが一番難しいということ)。なぜなら私たちは身近な人にほど依存してしまう傾向があるから。したがってお客さまは信頼できるのに、部下は信頼できない、また家族から“信頼されて”いない、という上司はあたりまえに存在する(多いゾ!)。ようするに「家族」にきっちりとメンタリングをおこなえる人は、「部下」にでも「お客さま」にでもできるのだ(耳イテ~)。
本書もじゅんこちゃんに借りたのだが、手元に置いときたいので結局買った(^_^;) きくところによると著者ご本人も相当パワフルな人格者だとのこと。一度話をきいてみたい。