行政書士・社会保険労務士 大原事務所

人生も多分半ばを過ぎて始めた士業。ボチボチ、そのくせドタバタ毎日が過ぎていく。

いやな女と、親切な女

2016-12-22 11:42:46 | 日記・エッセイ・コラム

  さて、此処に来て、さして仕事量はないのに、一々確認することが多くて、細かいことが前に進まない。おまけにその確認する相手というのが、どういう訳か全く愛想のない上から目線の女で参る。ある顧客の仕事をある団体に委託する。つまりクライアントと団体の間に立って仕事を紹介する。こちらが紹介者だから、感謝してもらう立場だと思うのだが、全然そんな感じがない。

例えばある手続きの料金に関して

「それは少し高くないですか?」

と訊く。こちらも顧客を紹介する手前、なるべく安くして欲しい。

すると、ふつうは値下げできなくても、少しは申し訳ないという感じが言葉の端々に出てくると思うのだが、その女はちがう。

「そうですか」

語尾は上がるが、疑問形ではない。あからさまな嫌悪感を感じる言い方。そんなこと訊くなよという感じ。しかも何を訊いても答え方がすべて横柄なのだ。

その仕事を依頼する団体は他にもある。そこが一番便利なので、そこにしようと思ったのだが止した。

さて、急ぐので他の団体にも問い合わせ。これがまた女が担当。最近私は女に相性が良くない。うんざり、と思ったが、これが違った。説明が丁寧で言葉づかいもいい。その仕事の取次は初めてだったので色々と訊くのだが、嫌な感じが全くない。電話が少し長くなったが、良く分かる親切な説明。そこに決めた。

外からの電話に出る担当者は会社の顔。口のきき方一つで仕事になるかならないかが決まることもある。

実をいうと、私は昔から

「お前本当に愛想わるいなあ!損するよ」

とよく言われる。他人のふり見て何とやら、というが、60過ぎてそれも面倒だ。自分に関しては無愛想で何が悪い、と開き直ることにする。第一先日の女は無愛想なだけでなく、横柄で、謙虚さが全く感じられない対応だったのだ。確かに私は愛想がない。でも謙虚ではある。



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