経営技法を究める: システム, デザイン, データ,機械学習

経営技法に関する雑感,エンジニアリングとマネジメントの融合
クオリティとリスクの考究,システムズ・データとAIの構成

千田啓互さんの本

2016-02-07 10:13:57 | 雑感
千田啓互さんの本だけど,理容師さんと美容師さんを知るには良い,そんな内容かと.ウチの大学院MBAを修了され,美容サロンのオーナーでもあって,何しろ継続して論文を書いている,という方なの.

何者になるのか? ということをいつも感じさせてくださるので,有難い卒業生のお一人でもあって・・・.MBAを出た方々だけど,やはり皆さん生き方に前向き,という具合かと.何かを目指してご自分の道を進み続ける,要はそんなことで,こちらに生きる勇気を与えてくれるようで・・・.

若い時から何かを修業して,職として自律を得て,さらにお勉強によってその価値を探って,そして知の形成を本や論文で実現し続ける,という生き方だけど,こういったこと自体が非凡なのかもしれない,という気がしているの.職の修業が中途半端で知の形成に届かない,という方々って少なくないでしょ.
















Reliability Engineerとその周辺

2016-02-07 08:26:55 | 雑感
信頼性だけど,コレに関してのアイデンティティを明確にする,個人的にはそんなことをしっかりやろうかと.まあ,そろそろ大人になりたくて,そんなことを急に思った,という次第でもあるけど.信頼性は,市場での不具合をエンジニアリングとマネジメントで克服する,という分野で,もちろん品質とも深い関わりがあるの.それに,信頼性の対象も広がってはきているけど・・・.

ある卒業生の方とお話しをしていて,その時に自分を明かすことの大切さもわかってきたので・・・.まあ,統計学というのも正しいのだけど,かなり真剣に30年近く取り組んできているのが信頼性なので.それに,エンジニアリングとデザイン,さらにマネジメントの融合を信頼性の分野で取り組んでいる,そんなことでもあるし.

実は,信頼性の分野では保全のことも考える必要があって,それで最近ではフィジカル・アセット,そんな言い方もされているの.要は,コストや収益といったことを基盤にライフサイクルでの考察が必要,そんなことに.で,リスクと投資の理論も関わってくる,という次第で,ファイナンスの理論をそのまま使う,ということでもあるの.要は,経済性工学なんだけど・・・.

そういった信頼性のことで研究しているコアがベイズと情報量規準を使った統計解析の方法論,そんなこと.特に,階層ベイズとフィルタリングを組み合わせた計算方法の構成,それに情報量規準EICの適用方法の構成,ということが追究しているテーマなの.

よく考えると,論文書いて自分のオリジナルの結果を出していることって,凄く狭くて小さい,そんなことでもあるかと.でも,ベイズ統計学を取り上げても,何しろ奥深くて,お勉強することが膨大で・・・.それと,信頼性そのものが向上することを目指しているから,正直,実学のためにお勉強することが余りに多い,そんなことでもあって・・・.

それと,全学共通教育の統計学,それに経営学部の統計データ解析,時系列データ解析,それに専門ゼミに卒論ゼミ,さらに大学院での証券投資とゼミ・・・,と教えていることは”統計学+マネジメント”ということなんだけど,ココイラも自分をわかり難くしているような.でも,まあ,この分野では妥当な生き方,という具合でもあるかと.

で,信頼性に関わる成り立ちだけど,学部は機械工学,修士が制御工学,そして博士が統計科学,そんなお勉強の経緯.信頼性には学部の頃から興味があって,かつ制御理論と統計学も.もちろん,信頼性にこれらが全て関わってくるとは思っていなかったのだけど・・・.それと鉄鋼会社にも勤めていた,そんなキャリアも.在外研究は二度ほど経験していて,ジョージワシントン大学の統計学科にある信頼性の研究所,それにメリーランド大学の機械工学科にある信頼性の研究センターなの.まあ,こういった背景で信頼性への専門も培ってきた,ということでもあるけど.

と,いうことで,信頼性エンジニア,というアイデンティティを感じたいのだけど,でも,なんか,やはり,違うものも感じて・・・.煮え切らないのがホンネだけど.



2月6日(土)のつぶやき

2016-02-07 04:15:18 | 雑感