経営技法を究める: システム, デザイン, データ,機械学習

経営技法に関する雑感,エンジニアリングとマネジメントの融合
クオリティとリスクの考究,システムズ・データとAIの構成

経営数理

2014-04-07 18:17:59 | 日記
経済数学だけど,コレって彼方此方で開講されている授業でしょ.経済学の理論で特にミクロ経済学を理解するには,やはりココイラのことの体系的な教育が必要でしょ.もちろん,線形代数,微分積分といった基礎の数学も積み上げの基盤として学ぶ必要が・・・.

でも,経営数理ってどうなんだろう? 個人的には,経営科学,経営統計学などの経営系での数理関連科目って,積み上げの体系っていうより選択の色が濃くて,しかも経営学の専門の先生からしても遠い存在という感覚でいる,という想像を勝手にしているの.だけど,拗ねていたんじゃやはり良くないので,しっかり重要性と有用性,それに必要性を主張するように・・・という取組って大切かなーと.

で,卒論ゼミだけど,ホワイトボードを使って数式を書きながらきっちり説明してもらう,そんなことをしているの.もちろん,学生さんの行う準備,特にノートづくりなどはそれなりに大変だけど,経営数理の応用までしっかり理解して卒論にしてもらう,そんな予定.

コツコツと,基本を整理しながら,何しろ,応用の基盤を固めて,厄介な分野を自分の言葉でまとめるのって,後で役立つでしょうよ.安直なお勉強でなく,ズッシリ重いお勉強を学生の頃に鍛錬しておくのって,凄く大切かなーと.

だけど,金融の数理なので経済学も絡んでいて,こういった分野の経営数理について学生さんの理解がもっと深まる教育体系を構築したい,そんな気分でもあるの.具体的には,数学そして統計学,統計データ解析,時系列解析,専門演習,卒論演習をしっかり積み重ねで受けてもらう,そんなこと.その他に,数理ファイナンス関連の科目もあった方が良いかなーと.

頑張りましょう.





活力のある組織

2014-04-07 07:03:29 | 日記
製造現場を実際に見せて戴くことが多いのだけど,やはり,そこでの活力を感じるの.人が懸命に働いて,ものがつくられて,という状況だけど,でも,必ず企業の持つ特性が存在していて,そのことが活力と密接に関係している,そんなことかなーと.

現場のリーダー,そして現場を動かすための体制,もちろん企業としての方針,トップの意欲・・・などが上手く機能していないと,ものが効率的につくれず,質も向上しない,そんなことでしょ.こういったものが企業の持つ特性になっていて,それが製造現場に反映されて・・・.

品質のことをやっていると,現場からその企業全体の経営を推察する,そんなことが思考として身につく感じでもあるの.もちろん,品質ってものづくりだけでなく,サービスにもこの概念って存在するから,こういった業種での現場を推察して,その企業の経営そのものの特性が見えてくる,ということでもあるでしょ.

サービスの品質って,難しいことがいっぱいでもあるけど,ココイラをしっかり構築することで,活力のある組織の本質がわかってくる,そんな気がして・・・.何しろ,サービスって,企業活動のあらゆるところに適用可能な概念でもあって・・・.

人と組織の考察をより深くするのって,経営技法を通して逆推論をする,そんなやり方も可能で,こういった考察の方法論も気になっているの.

頑張りましょう.

品質の技

2014-04-07 00:32:20 | 日記
品質の専門教育だけど,実践テーマによる能力開発が効果的なの.企業の方々向けなんだけど,実際の問題を持ち込んでいただいて,それを解くプロセスをディスカッションしながら発見してもらう,というやり方.

実は,グループと個別での違ったディスカッションを2つ組み合わせる,そんなことが良いの.まず,個別のテーマを持った方々が数名集まったグループになってもらうの.それで,そのグループ内でそれぞれのテーマをプレゼンし合い,それでディスカッションをする機会を与えて,さらに個別指導でのディスカッションも,というもの.半年程度かけて,何度もこういったことを行いながら問題解決を進行してもらって,そのプロセスを基盤あるいは参考にして実際の問題解決を完結させるの.

一般的なゼミのやり方?でもあるけど,コレって実践の能力向上では重要で,特に品質の技を会得には効果的なの.ただし,頭の固くなってしまっている企業の方にとっては,苦痛でもあるの.要は技法の理論構成をしっかり理解して,その応用としての実践を創造しながら問題解決プロセスに落とし込む,という概念がわかってこないと,一向に解決が見えてこない,そんなことに.で,不平不満に・・・.こういうのって,実践の取り組みが発散的で,自分の考えに固執し過ぎて,他の方々の意見を聞かない,そんなことが原因になっているけど.

また,理論の学問的な構成に入り込んでしまって,実践にならない,そんな思考の方々もいらっしゃって・・・.要は,ご自身の企業の問題解決から逃避してしまって,技法の理論の方に深く入り込んで,結局,何も進まない,という場合.よくある? のが,理論の評論に徹して,批判だけしか述べないで実践進行のディスカッションにならない,そんな具合.そして,ご自身の会社や社会全体の評論をして・・・という状況で,結局は不平不満だけに.

厄介なことって多いけど,コツコツ前向きに・・・.

頑張りましょう.