マミヤ C330 二眼レフカメラ
スクリーンの構造のナゾは組み立てていて解けました。スクリーン部は上からぶら下がるようになっていて、モルトがへたってしまっても通常の撮影の姿勢では常にスクリーン部が定位置にあるため、問題ない構造でした。
今回は、しっかり修復して完成させています。
二眼レフカメラの構造的な欠点は、被写体に近づいて撮影する時に、ビューレンズと撮影レンズが分かれていることから、その各レンズが見ている構図に差があります。ビューレンズに見えているはずの被写体が撮影レンズでは写らない。
このことを「パララックス」と言います。
ただ、このC330はパララックスの補正ができるように、パララックスがある距離になると、ファインダー上に指標が現れて、ここより上は写らないよ~と指示をしてくれます。
写真では見えずらいですが、実はパララックスの補正指針が画面の1/3程度の高さにあります。
マミヤのCシリーズの二眼レフは蛇腹の繰り出しによる近接撮影ができるのが大きな特徴になっていますから、このような機能が生まれたのでしょうね。