NFP Archives

山遊び・海遊びやカメラ・写真、星、電子工作(真空管・スピーカー等)の記事を中心にブログに掲載しています
南竹 成己

新燃岳の噴火で思うこと

2011年01月31日 | インポート
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手前は穏やかに煙を上げる新燃岳。遠くは激しく煙を上げる桜島
ここ最近の鹿屋は桜島の降灰ですごい状況です。垂水はもっとひどいでしょうね。。。新燃岳の噴火で霧島の南東側の各地も降灰による被害が出ていますね。新燃岳も桜島と同じくレベル3。どちらも立ち入り規制範囲をしていています。自分の目で見るなり、情報を集めるなりして火山とはどういうものなのか、災害の現状を見て、どういう災害が起こりどう対処すべきかということを感じる・考えることが大事と思います。今、「日本噴火志」を見返していますが。こういう記録を見ても災害への対処法のヒントが入っているように思えます。特に登山をする人たちはその山の状況をいつも見ているので、山の変化を敏感に察知することができるはずです。それを伝えるのも山屋の役目かなって今の状況を見て思っています。以前もダイビングの記事にサンゴの白化についてダイバーは環境の変化を真っ先に感じることができると書きました。風評被害も懸念されますね。。。自ら情報を集めて、それを検討してみるといろんなことが見えてくるのかなって思います。さて、自分は何を感じて何ができるんだろうな!?


寒いけど、、、岩! クライミング

2011年01月31日 | インポート
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某所マルチピッチのルートですが、ある1ピッチのみ登りました。リードで登る私。写真では難しそうに見えますが、実はあるところをちょっと乗り越えるとあとは楽ちんルート。寒さで手がかじかみそうですが、落ちないように力が入ってます。やってる最中は感覚がない。。

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最後は懸垂下降で降ります。ルートは上方向なので、実は降りなくてもいいのですが。。とりあえず。重力を感じてる感じが気持ちいい。

※クライミングは指導者、経験者の下でやってくださいね。
※付近の緑に液体チョークがいっぱい落ちているところがありました。自然で遊ばせてもらってるのですから
大事に使いたいですね。


「日本噴火志」 隼人三島について

2011年01月29日 | インポート
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隼人の目の前に浮かぶ3つの島について。

今、霧島の過去の噴火状況を『日本噴火志』という本で調べてますが、隼人三島について興味深い記事が。
(隼人三島=辺田小島、弁天島、沖小島。)

「鹿児島信爾村海中ノ噴火」という記事によると・・・
あの島は奈良時代の764年からの噴火活動で海中から浮き上がってできたとのこと。

でも大正時代に書かれたコメントには、「三島ヲ成生セルモノニシテ、其の一島ハ後海ニ没シテ今宮州ト称ス」と書かれて
いるんですが、今3つの島があるので???という感じ。沈んだ島以外の二つの島は辺田小島と沖小島を指しています。
その今宮州(宮州?)というのが弁天島なのか??なぞですね。

「日本噴火志」よると、この内容の文書は「続日本紀」からの引用とのこと。「続日本紀」とは平安時代に作られた奈良時代
に起こったことをまとめた史料です。漢文で書かれています。

すでに奈良時代には行政の力が南九州の果てまで及んでいたことがうかがい知れますね。

写真は、月と金星の衝

Nikon D2H + Ai Nikkor 24mm F2.8S


日本噴火志 (霧島の記録について)

2011年01月27日 | インポート
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日本噴火志
この本は、公文書に記載された日本の火山についての記録をまとめたものです。原文のままなので、カナがまだ無かった奈良時代の記録は漢文で書かれています。この本は私の大学時代の愛読書。まだ20代前半の時にこれを図書館で見つけて読んでいました。久しぶりに読むと漢文を読む力が衰えているせいでなかなか読めない。。。

霧島については、奈良時代の742年12月28日の噴火より書かれています。よくニュース等で「有史」という言葉が使われますが、霧島で言うと742年以降が「有史」ということになりますね。

今と同じような冬に新燃岳が噴火していた記録もあります。江戸時代の1717年。高原などに降灰がひどかった様子がありました。

これは高千穂峰ですが、御鉢付近にいた男の子3名、老女1名が噴火に遭遇し「墜石ニ打レテ惨死セリ。」という凄惨な記録も記載されています。

これを読んでみると今の新燃岳の活動も時代の大きなスパンからみると別に特別なことではないんだなという印象を受けます。大地の時の流れに対して人間の一生は短すぎるということでしょうか。

また、興味深い記事を見つけたら紹介しようと思います。
山に登るのもいいですが、山の歴史を知るのもおもしろいですよ。


厳寒の霧島

2011年01月26日 | インポート
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静かで時間が止まったかのような感じの場所でした。
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枝に付いた氷。とても重そうです。。。

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地面の高さが高いため木が低く感じます。

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白紫池。たまに視界がなくなります。

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シカたちは元気ですね。凍った池にもいっぱい足跡が付いていました。
霧島ではシカ。高隈山ではイノシシの足跡が目立ちます。

Nikon D2H + Ai NIkkor 24mm F2.8S






新燃岳 レベル2からレベル3へ

2011年01月26日 | インポート
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最近、激しいですね。噴火警戒レベルが2から3になりました。火口より半径2キロが立ち入り規制範囲のようです。中岳・獅子戸岳も範囲に入っています。

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新燃岳火口(2009年2月)

参照:気象庁ホームページ


誕生パーティ@高隈山

2011年01月25日 | インポート
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高隈山・21番ポイントにて。
風もあるし、小雨も降ってるし、、、でも不思議とろうそくが消えることも無くケーキとコーヒーでお祝い。山パーティいいですね。来月は誰か誕生日の人いますか??

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こんなのも出てきました! ジャッキーさん、すずさん誕生日おめでとうございます。美穂さん、ありがとうございました。





高隈山・横岳

2011年01月24日 | インポート
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横岳・平岳鞍部の33番ポイント。
雪は10センチ程度積もってますが、その上に桜島の灰が降るためにグレーになっています。

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横岳へ。深いところで30センチほどの積雪があり、ラッセルしながら進むところもあります。




1月21日

2011年01月22日 | インポート
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飲み会でしたー。誕生日一日前のサプライズを頂いて感動でした!
参加のみなさん、ありがとうございました。
かよ姉にはやられました。

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島唄にあわせてみんな踊ります。

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みなと大通り公園


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Nikon D2H + Ai Nikkor 24mm F2.8S




霧島はまだ雪

2011年01月22日 | インポート
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雪の霧島を歩いていきました。自分の場合、雪の時はピークを目指さずにきれいな景色を探しに行きます。今年に入ってから7日間山にいますが、ピークにたったのは1回だけ。写真の遠くの山は白鳥山。

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雪が強くなってきました。甑岳が見えています。たまに眺めが良くなり、紫尾山や遠くの雲仙などが見えていました。この日は雪が強くなっても視界が悪くなることはありませんでした。

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この日はここで終了。

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雪景色を眺めながら温かいコーヒーを。

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星が降ってきました。
Nikon D2H + Ai Nikkor 24mm F2.8S



中判カメラの写真

2011年01月20日 | インポート
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記念に撮った誕生日のケーキ

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甑岳の空

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雪景色の韓国岳

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甑岳から見た韓国岳

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マミヤ・ユニバーサルプレス
フィルムフォルダは6×9 さすがに大きいフォーマットなので繊細に写りますね。でも機動力がいまいち。。しかも120のブローニーフィルムでは8枚しか撮れません。
マミヤプレスシリーズの最終型になります。1971年から販売。



真空管アンプ作り

2011年01月19日 | インポート
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真空管。右の2つ大きいのが6AS7G。右端は製造年が刻印されていて1959年12月製造(NEC製)。その左は東芝製。その左の小さい2つは6CM4(欧州名:EC86) 60年以上も前に作られたものですが、問題なく動作します。

真空管アンプは音楽を聴くための道具。現在のトランジスタアンプに比べると物理的な性能は劣りますが、なぜか真空管アンプを通して音楽を聴くと心地いいという特徴があり、今でも真空管アンプは生き続けています。楽器でもギターアンプは真空管アンプでなければという人も少なくありません。真空管を使うのは音楽の世界だけになってしまいました。ジャズバーなどで見たことがある方もいるのでは?

数年前にそれまで使っていたアンプ(YAMAHA MX-1)が壊れて自作アンプ作りを始めました。今まで4台(うち3台はあちこちで活躍中!)作りましたが、その間に使いってみたい真空管があって、写真の2種類。やっと揃ったので設計始めようかなというところです。

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音楽を聴いていても楽しいし、見ていてもオレンジ色の光を放つのが癒しですね。写真は整流用の真空管(5U4)。交流の電気を直流に変えるのに使います。


韓国岳いろいろ

2011年01月19日 | インポート
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昔の山頂標識
夷守岳の写真を見返していて、韓国岳も一緒に見ていました。今はない山頂の標識です。山頂の標識は小さくてシンプルなのがいいと思います。今のように自然の山頂に大きな工作物があるのに違和感を覚えます。

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雪景色の霧島
出発時は曇りでしたが、山頂に着いたときはちょうどいい天気になってました。

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毎年の冬の始まりに霜を手にとって写真を撮るというのが何年も続きました。同じような写真がいっぱいあります。

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数年前まで韓国岳は夕焼け登山。夕方に登りはじめて、山頂で日の入りを迎えるという山登りでした。

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夕焼け登山で見た雲海

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ブロッケン現象

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重い中判カメラ(マミヤプレス)を担いで登った韓国岳で見た雲海






夷守岳(ひなもりだけ)

2011年01月18日 | インポート
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夷守岳(左端)
夷守岳の写真が欲しいとリクエストをもらって探すのですが、山の姿を写した写真がない。。。ログ(記録)を見ると、過去6回登っているようですが。。。登山中の写真はいっぱいありました。

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初めての夷守岳は雪。積雪10センチ。このシーズンで初めてアイゼンを使ったときでもありました。登山道はずっと急斜面なのですが、山頂直下は特に。よってよく滑ります。

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いかにここの登山道が急であるかを示す看板です。。

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途中はヤブレガサの群生地があったり、マンサクの大木があったり。3月にここにくるとマンサクがきれいです。

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山頂からの眺め。高千穂峰。

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山頂の火口と思われる窪地は幻想的な空間。雪とガスがかかった感じがいい雰囲気になります。