右:5U4G 左:5U4GB (整流用双二極管)
今、真空管を使ったラジオを作っていますが、もうひとつ進行中のものがあって。オーディオ用のアンプ。今まで自分が作ったアンプは真空管だけを使っているのではなく、増幅回路にトランジスタやダイオードなどの半導体を使った定電流回路や電源回路の交流を直流に変換する部分にダイオードを用いています。でもこれら半導体がなかったころはもちろん全部真空管を使ってるわけで。。ということでオール真空管にしてみましょう。
この5U4Gは、ガラス面に"JRC"(日本無線)と”通信機用”という刻印がありますが、日立製の真空管。おそらく日本無線製の通信機器に用いられたのでしょうね。現在の無機質な半導体と比べると見た目も楽しめます。オレンジ色に輝くヒーターは癒しです。もちろん、真空管アンプを通して聴く音楽も。真空管を民生用で用いてるのは楽器やオーディオアンプなどしかありませんが、人気があって希少な真空管を除くと使われていないデッドストックがたくさんあるようです。あまり人が使わず使えそうなのを見つけてみたいですね。・・・と今考えているのは本来音楽用ではなくて、定電圧電源装置に用いられていたレギュレータ管。スペックを見てアンプを考えているのですが、とても設計が手強い。。。ま、手強いから楽しいんです!
FUJIFILM FinePix S3 Pro + Ai Nikkor 50mm F1.2S
高隈山・御岳山頂より桜島を見ています。桜島の手前に重なっているとんがり山は妻岳。高隈山は千メートル以上が7つも連なり、そのほとんどが桜島よりも高い山。あまり知られていないですね。
下山中、徐々に暗くなってきました。御岳の登山道は東側に開けているので夕方は急に暗くなります。左はテレビ塔。いったん下がって、またそこに登らなければいけません。
テレビ塔より。すごいきれいな夕焼けでした!
FUJIFILM FinePix S3 Pro + Ai Nikkor 24mm F2.8S 高隈山・御岳
高隈山に興味ある方はこちらをどうぞ。
高隈山・登山道・写真集
Nikon FE
1978年に発売されたカメラ。当時の中級機という位置づけで今のNikonで言うとD3桁機種(D300とか)に当たるかな。このFEとFMという外見がほぼ同じ2機種がありますが、FEは電子シャッター、FMは機械シャッター機になっています。電子シャッター機は電源を必要としますが、機械シャッター機は電源を必要としません。この2機種が同時にラインアップされてるのは電子シャッター機なんて電池が切れたら終わりでしょ。なんて意見があったのかもしれませんね。
ちなみに、この系列の最後の機種(FM3A 2001年)では電子・機械両方の性質を持つハイブリッドシャッターが搭載されました。
電子シャッター機は自動露出(AE)が使えるのですが、絞り優先か?シャッタースピード優先か??という論争もありました。今のカメラで言う、AモードとSモードです。ニコンのFEは絞り優先(Aモード)でキャノンのAE-1はシャッタースピード優先(Sモード)になっていました。
私は普段、ほとんど絞り優先で露出を決める(最近のカメラを借りて使っても必ずAモードにする。。返した時にPモードに戻ってない場合よくあり。。ごめんなさい。)のでFEの使い勝手はよく馴染みます。
最近の一眼レフに比べると小さく、ダイキャストのボディで真鍮のカバーでと質感に優れていて使っていてとても楽しいカメラです。
Nikon F5
FEから時代が変わって、1996年に登場したF5。この前の機種F4を使っていましたが、コマ間の隙間にばらつきが出たり不具合が多くなっていたので、F5に取り換えました。大きくて重いカメラですが、使ってみるととても軽快。明るさだけを測る従来の露出計ではなく、色や距離の情報を加味して露出を決定していて使ってみるとなるほどいい感じに、こういうのが撮りたかったんだという写真になります。Nikonの一桁シリーズのよさはファインダーですね。被写体をよく観察することができるために構図の決定が容易であるというのが一番のいいところ。私のF5、写真でもわかるようにペンタプリズムのカバーにアタリがあったり、シャッター下のダイヤル付近のラバーがはげていたりなかなかすごい状態になっています。FEの写真でもですが、レンズフードの傷は山で使ってると自然と付いてしまいます。。ただ、どんな状況でも写真が撮れる、ハードに使えるというF5らしい性格を現しているような気がします。来年はオーバーホールしようと思います。
FUJIFILM FinePix S3 Pro + Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8S + SB-22