高隈山・御岳山頂に設置したアンテナ。
この日は、ガッツリな登山に誘われていましたが、体調が悪く。。。近い御岳へ。でもガッツリ登山グループに空の上から参加しようと、無線の移動運用。
アンテナを三脚に取り付ける架台を作ってみたのと、HF帯の機材一式を持って山に登れるか?を確かめた意味もありました。
リグ2台(無線機 HF帯、V・UHF帯)、アンテナ2本(HF帯、V・UHF帯)と三脚架台、ケーブル一式でも5キロ弱。軽登山なら軽い。
アンテナ架台は、以前から遭難者捜索での救助隊の活動、登山大会とか、トレイルランニングでの基地局でどうやるか課題になっていたところでした。前までは、どこかにくくりつけて。でもやはりアンテナの近くにいろんなものがあると悪影響があります。これならカメラの三脚さえあればどこでも設置可能です。高さも人の身長よりも高いところから設置できるので、人体の影響も受けません。
緑のケーブルは、HF帯で利用するラジアル(アース)、テストしてみると、効果はばっちり。でもこのままUHF帯で電波を出すと、悪影響がありました。外すとマッチングばっちりです。不思議。やはり、アースはやってみないとわからない。
まずは、VHF帯で高隈山と市房山間を交信してみると、やはり苦しい。ほとんど了解度がないので、無理。UHF帯でレピーターを試してみます。レピーターは紫尾山。高隈山からも、市房山からも使えるかなり広域なレピーター。結果、明瞭に交信できました。
HF帯でワッチしてみると、関東エリアがよく入ってきます。
Nikon F4 + Ai Nikkor 50mm f1.2S
Nikon F4は、1台使い潰して、2台目。1988年、Nikon初のオートフォーカスカメラでした。そのときは、Canon FTbを使っていましたが、オートフォーカスなんて信用できなくて、でかくて、重たくて、不恰好で高価(ボディ価格:20数万円)なF4には魅力を感じることはなく。でも実際に使ってみると、心地よく使える。ファインダーの見易さは、今のNikonD4等と遜色ありません。しかもオートフォーカスとマニュアルフォーカスの過渡期にあるカメラのため、古いレンズから新しいレンズまで使えるマウントを備えていました。
1台目は、2008年ごろ巻き上げモーターが不良となり、コマ間の幅が不均一になり、修理するよりも中古価格のボディを買ったほうが安くて、2台目のボディとなりました。ちょうどその2008年ごろ、高隈山のすべての登山道と道なき道を4ヶ月ほどかけて歩いて回ったときにの記録はほとんどこの写真の1台目のNikon F4。今は2台目に受け継いでいるものの、思い出の多いカメラです。
ミニシャック
"Shack"は無線室の意味。1級の受験は当初、思いつきで受けたようなものだったので、取得後どうするか、あんまり考えていませんでしたが、やりたいことが増えて、、将来の社会活動と上位資格も見据えてスキルアップを、
久しぶりに、短波帯で電波を出そうと、シャックを整えています。今日、すべての設備が完成するので、明日以降、今の免許状の変更手続きを。今の免許状では短波帯で電波を出す申請をしていないので、電波を出せません。
基本的に山とかでの移動運用なので、無線機は短波帯もハンディ機。家で使うと、出力が物足りない(5W)気もしますが、50Wを超える固定は、将来考えましょう。50Wを超えると移動する無線局の免許状は出ません。固定局として別の免許状が必要になります。また、モールスでの運用を考えてるので、出力が小さくてもよく聞こえるはず。
アンテナはベランダ。移動運用では、カメラの三脚にアンテナを取り付けられる金具を作りました。ちょうど重い古い三脚があるので、それに。山に行けば軽い小さな三脚にも取り付けられます。アースが課題ですけどね。試行錯誤でマッチングを取ることになりそう。山岳救助隊の活動とかで、アンテナの設置が自分の中ではネックになっていましたが、解決しそうです。三脚にすえることでどこでも設置することができます。
おとといから、ワッチ(聞くこと)してみましたが、日本全国、20都道府県、中国、韓国からの電波を捉えています。雪国からの積雪と気温の話も。ライブで聞くとおもしろい。
霧島 東西方向の縦走
2000年以降、新燃岳の活動で登山禁止と解禁が数回繰り返されましたが、穏やかな時に自分はたまに霧島を東西方向に縦走・往復していました。
普通は、南北方向でえびの高原~高千穂河原間ですが、東西は、新湯~夷守岳のピストン。非常に長いですが、標高差があまりないのと、新湯林道が長いので、帰りはトレランになります。歩くよりも走って帰ったほうが楽! このピストンで10キロ超えるので、ずっと走ってちょうどいいぐらいか。ただ、丸岡山から夷守岳はすごいですけどね。急すぎてカニ歩きになります。
大幡山の入り口はミヤマキリシマが群生し、道がとても狭く、ザックの横に物を入れてると、よくなくなっていました。北西の風が強い春に韓国岳で強制的な上昇気流ができると、雷雲が発達し、大きな雹も降ります。大木がなく、逃げ場もなく。。。なかなか痛い思いもしましたが、新湯林道も通れず、獅子戸岳にも行けない今はもう思い出にしかならない体験。
またいつか、体験してみたいです。
写真は、2010年1月。新燃岳噴火前の霧島。
Nikon F5 + Ai Nikkor 24mm f2.8S (Ektar 100)