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山遊び・海遊びやカメラ・写真、星、電子工作(真空管・スピーカー等)の記事を中心にブログに掲載しています
南竹 成己

フィルムかデジタルか?

2009年05月22日 | インポート
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最近、いろいろ考えてました。天体写真は、フィルムよりもデジタルが有利。フィルムには相反則不軌という特性があって、長時間露出すると、感度が急速に低下していきます。天体写真はどうでしても長時間露出する必要があるためにこの特性は大問題。さらに自分は星を追っかけるのに手動でやってるために集中力が続く短い時間で済ませたいって思いがありました。ファインダーを覗き、ファインダーの中心に星が来るようにハンドルをゆっくり動かしていく、、しかも真冬となれば集中できる時間はせいぜい10分弱で。。。デジタルは感度を高く露出時間を長くすると、ノイズを拾いますが、以前よりもかなりマシになってきました。てことで、天体写真のメインはデジカメか?なんて思っていて。ただ、天体写真はそんなに多く撮ることもないので、もしデジタルを持ったとしたら、普段でも撮るでしょう。でも今最も高性能なデジタルの画像を見せられても、ピンとこないんです。きれいはきれい。でも・・・あまり感動がない。。。フィルムの写真を見せられると、感動します。心を動かされます。要は性能云々ではなくて、好みの問題なんですね。自分はフィルムが好きってことでやはりフィルムをという結論になりました。
写真は、霧島。もちろんフィルム。



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はくちょう座
リバーサルフィルム コダックE200で。



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Nikon New FM2/T
先日、あるイベントの会場で若いお母さんが赤ちゃんをFM2で撮っていました。フィルムでマニュアル、機械式。最近珍しい。でも赤ちゃんが大人になったときに、CDなどの電子媒体が残っているよりもフィルムが原画として残っているといいなって思いながら見ていました。フィルムには、失敗写真も残ります。何気ないスナップを失敗と思っていたのが、数年経つと失敗でなくなってくることがよくあります。また、リバーサルフィルムの場合、ビューアーの光でルーペでフィルムを覗くと、その場にいるような錯覚を感じるほどリアルです。自分がリバーサルフィルムを使い始めたのは約10年前からですが、その当初のフィルムを眺めていてみても強烈にそのときの様子が思い出されます。やっぱり自分にはフィルムだな~って思ったこのごろでした。