サイエンス好きな男の日記

気が向いたときに、個人的なメモの感覚で書いているブログです。

投資信託による毎月100万円の収益増加

2007-04-09 23:42:50 | 資産運用

私のブログを読んで頂いている方がいるのはとてもうれしいですね。
そのような方の多少の参考になればと思い、私の 資産運用についてご紹介したいと思います。

結果的には、現在平均して投資信託の年平均利回りは15%で、だいたい毎月の収益は100万円程度になっています。

私が資産運用を考えるようになったのは今から5年くらい前だったと思います。当時、銀行の金利はほとんどつかない も同然(今もあまり変わりませんが)で、貯金は貯まるものの何かもっとよい運用方法はないかと考えていました。そこで、株や債券などよりも安全で、銀行よ りも利回りがよかった公社債投信(当時は1%程度)をはじめました。しかしなぜか私が始めた頃から公社債投信も利回りがさらに悪化し、結局0.1%ぐらい しかなく、1年で解約しました。その次に目をつけたのが、国債でした。当時、個人向け国債(10年)が発売開始された頃で、この国債と普通の10年ものの 国債を購入しました。そんなことをしている間に、以下の書籍にめぐり合ったのがもっと本格的に資産運用を考えるきっかけになりました。< br>「内藤忍の資産設計塾」(内藤忍著;自由国民社1600円)
巷には、「株で1億円の資産を築く」とか胡散臭い本が並ぶ中、この本を手にとって見たときには、これが本当の意味での資産運用を知る ことができる本ではないかと思い、購入した記憶があります。内容について、賛否両論あるようですが、株で1億の資産を築くとか、100万円を1億円にする とか、よりははるかに優れた書籍です。資産運用の基礎知識を習得し、ポートフォリオの重要性が理解できた本でした。その後、
「投資戦 略の発想法」(木村剛著;アスコム1800円)
では、長期投資の重要性を理解し、
「敗者のゲーム」(チャール ズ・エリス著;日本経済新聞社1600円)
では、インデックスファンドの重要性を理解しました。
他にも数冊読み ましたが、内容としては上記3冊に包含されているため、ここでは割愛します。

これら書籍を読んで、自分は投資信託による長期運用をすべきだと確信しました。その後、相場として基準価額が低い時を利用して大量取得 するなどして、2005年2月頃から投資信託を買い進め、結局理想となるポートフォリオの完成におよそ1年かかりました。

現在のポートフォリオ構築において購入した投資信託は以下のとおりです。


アセットクラス 種別 投資信託 販売手数料 信託報酬 販売会社
日本株式 インデックス 中央三井日本株式インデックスファンドs 1.05% 0.63% ソニー
日本株式 アクティブ さわかみ投信 0 % 1.05% さわかみ
日本株式 小型グロース インベスコ・成長株オープン 2.10 % 1.05% ソニー
日本株式 小型グロース 富士日本成長株オープン 2.63% 1.63% みずほ
世界株式 インデックス 中央三井外国株式インデックスファンドs
1.05% 0.84% ソニー
世界株式 欧州株 フィデリティ・欧州株ファンド s
2.10% 1.61% ソニー
世界株式 中国株 ダイワ・チャイナ・ファンド 3.15% 1.60% 大和
世界株式 中国株 HSBCチャイナ・オープン 3.15% 1.89% 新生
世界株式 インド株 HSBCインド・オープン 3.15% 2.00% 新生
世界株式 インド株 PCAインド株式オープン 3.15% 1.29% ソニー
世界株式 ブラジル株 HSBCブラジル・オープン 3.15% 2.00% 新生
世界株式 ロシア・東欧株 SGロシア東欧株ファンド 3.15% 0.93% 新生
外国債券 インデックス 中央三井外国債券インデックスファンドs 1.05% 0.74% ソニー
外国債券 グローバル ダイワ・グローバル債券ファンド 2.10% 1.31% 大和
外国債券 欧州 グローバルボンドポート D 1.05% 0.89% みずほ
外国債券 資源国 エマージング・ソブリン・オープン 2.10% 1.65% 新生
外国債券 米国債券 USハイイールドオープンBs 3.15% 1.47% みずほ
その他資産 バランス バランス50 s
2.10% 1.58% みずほ
その他資産 バランス バランス70 s
2.10% 1.58% みずほ
その他資産 REIT ダイワJ-REIT 1.05% 0.76% 新生
その他資産 REIT DIAMワールドリートインカム 2.10% 1.66% ソニー
その他資産 資源国・金 ブラックロック・ゴールド・ファンド 2.10% 2.10% ソニ-
(注)販売会社の選定のポイントは販売手数料が少ないことです。また、投資信託の選定ポイントは、信託報酬が少ないことです。投資信託の名前 の後に s がついているのは、スイッチングが可能なことを示しています。

アセットクラスごとの資産の割合を、左図「資産ポートフォリオ」に示します。

「日本債券」は、個人向け国債(10 年)です。
「その他資産」とは上記投資信託の「その他資産」であり、流動資産(定期預貯金・普通預金)は含まれていません。
「外国債券」には、上記投資信託の「外国債券」の他に、US$によるMMFが含まれます。

実際に、これらを運用した結果の収益の増加を、以下のグラフ「収益変化グラフ」に示します。


運用当初(2005年4月)から現在(2007年4月)まで収益(単位千円)がどのように増えていったか(減っていっ たか)が折れ線グラフで示されています。また、黄色の線は、100万円/月の増加を示しています。2006年5月と2007年3月に大きくくぼんでいるの はいずれも世界同時株安による影響です。そのときをのぞけば、だいたい150万/月から200万/月の増加になっています。2007年3月での世界同時株 安の機会に、以前から投資信託による運用をしたいと言っていた妹に委託されて200万円ほど投資信託を購入しました。

世界的な投資家ジムロジャースの言葉だったと思いますが、世界同時株安のときには「株の暴落は天からの贈り物である」という言葉をいつも思い出 すようにしていますが、なかなかそんな境地にはまだ達してはおらず、2007年3月の株安時には2日で500万円ほど収益が減り、内心ちょっと不安になっ てしまいました。(^^;

2005年の収益の主な要因は日本株高、2006年では米・欧・中・インドでの株高と円 安、2007年はREIT(特にJ-REIT)の高騰です。資産を分散することで、リスクをできるだけ減らし、あとは時間を見方につける、というまさしく 長期分散運用のスタンスです。

現在、年利回り15%ですが、これは続かないにしても長い目で見て投資信託全体とし て年平均7-8%の収益が上がれば本当にありがたいと思っています。

今回は、結構長くなってしまいましたが、ご参考になれば幸いで す。
(表を書くのに苦労しました。^^; )

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【修正履歴】
4/24: 「収益変化グラフ」のサイズを大きくしました。
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