サイエンス好きな男の日記

気が向いたときに、個人的なメモの感覚で書いているブログです。

トイレの尿石おとし

2017-05-12 00:04:57 | 不動産賃貸業

所有物件にて賃貸募集をするためにハウスクリーニングを自分で行っていたのですが、そのときにトイレがあまりに汚いことがわかりました。

ブルーレットがつけられていたため、便器の底がよく見えなかったのですが、それを取り外して水を抜き取ると唖然とするほどの汚さが現れました。

 

どうしたらこんなになるまで放っておけるのか疑問ですが、まさに驚愕の事態。

サンポールを垂らして歯ブラシでこすっても反応なし。カチカチに固まってしまっています。これは便器の交換しか無いかも・・・と思い、リフォーム業者に聞いたら、尿石の可能性があるのでダメもとで塩酸を使って落としてみたらどうか、と。

便器の交換は10万円ぐらいかかるため、ダメ元で塩酸を試してみることにしました。この時点では、この汚れが尿石なのかどうかもはっきりせず、キレイになるかどうかは本当に五分五分といった感じでした。

まずは塩酸を売っているお店探しから。ドラッグストアや病院近くの調剤店など10店舗くらい電話で聞いたものの、扱っていないとの返事。昔からやっているような薬局屋さんでようやく売っていることがわかり購入。500gで487円(税込)でした。

 水を抜き取った状態で、早速、塩酸を150gくらい垂らして、塩素ガスが室内に流れてこないように、便器をサランラップで覆いました。

 そして、1晩経って確認してみると、

底の部分は驚くほどきれいになっていました。破片が見えるのは、回りにこびりついた汚れを歯ブラシでこすった影響です。これで、塩酸で汚れが落ちることがわかったので、この汚れは尿石でした。

あとは側面を何とかすればよいのですが、さてどうするか。

1つの方法は、ティッシュペーパーを塩酸で湿らせて、湿布のように壁面に貼る、という方法。直接塩酸に触れさせるため、効果は期待できるものの、その作業に手間取りそうでその間塩素ガスを吸わないように注意しないといけないので、結構レベルの高い作業になる。しかも、手前の壁面はきれいになっても奥の壁面や、管の上部分はこの方法では無理。

もう1つの方法は、水を全部抜き取るのではなく、尿石がぎりぎり水に浸る程度に残しておき、そこへ塩酸をドボドボと注ぎ、尿石全体(見えている部分はもちろん奥の見えない部分も)を塩酸に触れさせる、という方法。これは、うまくいけば全体がすっきり綺麗になる理想的な方法ですが、せっかくの塩酸が希釈されてしまうので、あまりきれいにはならないかもしれません。

後者を試してみました。尿石が浸るほど水を入れ、さらに塩酸を150gほど注ぎました。さらに、効果を高めるため、その上にサランラップで落し蓋の要領で張っています。写真ではすでにきれいに見えますが、これは塩酸を注いだことで泡が発生し、それが下の尿石を見えづらくしているだけです。

 この状態で1日半経過した後に水を流し、すべての水を抜き取った状態がこれ。

すごい。きれいになっています。感動でした!!

最初の、あのひどい汚れがここまできれいになるなんて、想像もできませんでした。便器を買い替えなくてよかった。

ちなみに、1日半待つ必要があるわけではありません。状況を確認するために現場へ1日半後に行ったら、こうなっていた、というだけです。

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