宮原教育の窓

有田市立宮原小学校(和歌山県)の公式ブログです。

長谷川さんのお話 ~6月15日~

2017年06月17日 | ブログ

昨年に続き2回目です

我が子に導かれ席に着く長谷川さん

2人ともちょっと緊張

司会進行は人権教育担当の先生

メインのお父さんは視覚障害者として、そして終わりの5分間、お母さんは顔にアザのある人としてお話しくださいました

この後、クラスで感想や気づきを書きました

その中からいくつかご紹介します

(ほとんどの子供たちが、初めに「学校に来てくれて、ありがとうございました。」や「お話しをしてくださり、ありがとうございました。」という意味の言葉を書いていました。そこは重複するので省略しています。)

わたしは、長谷川さんと同じようなことを赤いひもでたいけんしました。それで、わたしは、手でかべをさわったりしていきました。長谷川さんは、それをいつもしています。わたしは、長谷川さんの気持ちが少し分かりました。(3年)

改めて、声かけやあいさつはすごく大事だと感じました。声かけをすることで、助け合いができるし、あいさつをすることで、気持ちよくすごすことができると思いました。またお話できたらいいなぁと思いました。(5年)

お話を聞いて、「あいさつ」「人とのコミュニケーション」「続けること」の大切さを改めて感じました。人からあいさつしてもらったり、話しかけてもらったりしたらうれしいと思うので、出会ったらあいさつをしたいです。そして、何でも挑戦してがんばろうと思いました。(6年)

目が見えないのに、音やにおいで分かるなんてすごいと思いました。他にも、目にしょうがいがあるのに運転できるのがすごいと思いました。(4年)

(注釈:運転は公道ではありません。レース場など、特別な所での運転です。)

分かったことは、しょうがいがあろうが同じ人間ということです。どんな人でも同じような生活をしているということがよく分かりました。これからは、助け合いを大切にします。(4年)

一番心に残っていることは、目が見えないというだけで、みんなといっしょのことができるということです。長谷川さんのすごいと思ったところは、あきらめないで、努力し続けたことです。(5年)

お話を聞いて、視覚しょう害者のことをしっかり理解できてよかったです。これから、長谷川さんに出会ったら、元気よくあいさつをします! 長谷川さん以外のしょう害者にも優しくして、その人に安心してもらえるようにしたいです。(6年)

今日の集会で、視覚しょう害者とはどんな人なのかよく分かりました。もし、町で出会ったら「こんにちは」「大丈夫ですか?長谷川さん」など、元気なあいさつをしたいと思います。そして、私たちのお父さんと同じ生活ができるなんて、とってもすごいことだと思いました。私も「続けること」を大事にして、何事にでもあきらめずにがんばっていきたいです。(6年)

話を聞きながら、いろいろなことを考えていました。どのように接すればいいのかもよく理解できましたし、気を遣うときもどのようにすればいいのかが分かりました。お話が終わった後にもまた考えたのですが、心の眼では、周りの様子がよく見えるのだと思いました。(6年)

目がふじゆうな人も目が見える人も全員同じだと思いました。一度目かくしをして、目がふじゆうな人のことをたいけんしました。歩くのがこわくて、あまり歩けませんでした。それが、長谷川さんのふつうなので、あまりこわがりません。目や足のふじゆうな人にやさしくします。(3年)

ひさしぶりにあえて、うれしい気もちです。みんなのために、いっぱいはなしにきてくれて、ありがとうございます。(2年)

昨年も、もちろん長谷川さんのことが分かりましたが、今年は昨年よりも長谷川さんの大変さを知りました。それと同時に、長谷川さんのいいところ、スゴイと思うところが分かりました。私にはできないことがあり、とても勉強になりました。(5年)

お母さんがかんごしをしていて、いろんな障害者の人に会ってきたので、自分は気持ち悪いとか思わないけれど、他の人は見たらだいじょうぶ?と思いました。長谷川さん(母)は、続けることが大事と言ってくれました。これから、続けることを意識します。(5年)

つらいことがあっても、いやなことがあっても、のりこえていける人はすごいなと思いました。私もつらいことやいやなことがあったら、のりこえていこうと思いました。私が、もしも長谷川さんのように、目の不自由な人になってしまったら、つえや知っている人のかたをかしてもらうなどして、がんばって生きていこうと思いました。(5年)

ぼくは、目が見えない人とはまったくしゃべったことがないから、対応の仕方を教えてくれてありがとうございました。においや音でまわりを感じとることが、ぼくはぜんぜんできないので、すごいと思いました。(4年)

お話をしてくれて、いろいろわかりました。いろいろなことをつづけるとできるんだなあとおもいました。はせがわさんもつづけたからできたんだなあとおもいました。つづけることをわすれません。(2年)

また、あそびに行ったりします。車にのれるんだなあとびっくりしました。はせがわさん、これからびょうきにきをつけて、元気にまた学校へきてください。(2年)

はせがわさん、いいこといっぱい言われるといいですね。1日を大事につかってよい1日をすごせるといいですね。がんばってください。(2年)

(注釈:長谷川さんの「1日を大事につかってよい1日を過ごしたい」という話から)

きょうは、いろんなことがわかりました。車にのれるなんてびっくりしました。それから、あいさつもしたいです。気持ちがいいとからくになるように、あいさつをしたいです。(2年)

びっくりしたことは、しかくしょうがい者でも、運転ができることです。これからは、しょうがい者の人がいたら、安全に道が通れるように、じゃまなものをどけるようにしたいです。(4年)

長谷川さんは、目が見えないけど、あきらめずいろいろなことをしているのがすごいと思いました。ぼくだったら、朝起きて目が見えなくなっていたら「どうしよう」「何をしたらいいかな」とすごくこまるし、「人生、やっていけるかな。」と思うけど、長谷川さんは、、あきらめずに生きようと思ったのがすごいことだと思いました。(6年)

わたしは、目のわるい人や、あざのできている人の生かつがわかりませんでした。でも、きょうわかりました。わたしは、目のわるい人にであったら、かたをかしたりしたいです。(2年)

私は、もし朝起きて目が見えなくなってしまったら、外を歩いたり、学校に行くことがこわくなっていると思います。長谷川さんはいろいろなことをのりこえて、今私たちと同じ生活を送っているのはすごいと思いました。これから道で会ったりしたら、絶対にあいさつします。(6年)

今日は来てくれてありがとうございました。つえっていろんな使い方があるということを知ることができました。話してくれているときも笑顔だったのでうれしかったです。また、お話を聞かせてください。(5年)

私は、障害者の方についての思いが変わりました。前までは、障害者の方はかわいそうと思っていましたが、これからは接し方を変えようと思いました。(5年)

わたしは、つえをはじめて見たし、つえのつかいかたをはじめて知りました。わたしも、はせがわくんのお父さんみたいにつえをもちたいです。またはせがわくんのお父さんやお母さんにあいたいです。(2年)

ぼくは、目の見えない人をたすけたいです。(2年)

今日、長谷川さんに聞いたことをふり返り、長谷川さんは、「ふつうに接してほしい」というのを言いたかったんだと思いました。私は、友達と目を開けないで歩いてみました。1回目は肩をかりて、2回目は何もしないで。すると、2回目は、階段でこけそうになったり、机にぶつかったりしました。つまり、1回目は、友達が支えてくれたので大丈夫だったのです。長谷川さんの気持ちが少し分かった気がします。(6年)

一番印象に残ったことの一つ目は、続けることです。二つ目は、障害者の人に声かけをすることです。私は、今日の話を聞いて、もしちがう障害者の人や長谷川さんがいたら、話しかけたいです。今日はありがとうございました。(5年)

ぼくも、障害者の人に出会ったら、声かけをしたいと思います。ぼくが習っている水泳教室にも片足がない人がいます。その人に声をかけれたらと思います。コミュニケーションを意識します。そして、道にゴミがあったり、じゃまなものがあったりしたら、拾おうと思いました。(6年)

くるまがうんてんできるってすごいと思いました。いろいろおしえてくれて、ありがとう。ひさしぶりにあえて、うれしかったです。3年生になっても、いろいろきかせてください。(2年)

きょうはきてくれてよかったです。はずかしかったからきけなかったけど、子どものかおって見たことありますか。くるまのドアはあけられますか。またお話をきかせてください。(2年)

いろいろききたいことはありますが、あきらめないでつづけるというきもちがすごいと思いました。目が見えないのに外に出かけるゆうきがすごいと思いました。(3年)

歩くことができなくても、白状を使ったり、人のかたをもったりすると、すぐにできるんだなと思いました。何かができなくても、きっと何か方法があるんだなと気づきました。今日は大切なごとが学べて、いい勉強になりました。(4年)

しかくしょう害者の人は、ただ目が見えないだけ。他は全て同じことが分かりました。しょう害は、それぞれの「個性」というのがすごいと思いました。初めは、目の色がちがうと思ったけど、お話を聞き、考えがかわりました。いろいろな話を聞かせてもらい、ありがとうございました。(5年)

目がふじゆうだけど声をかけてもらったらうれしいという話を聞いて、声をかけたら目がふじゆうな人にどんなにやくだつかわかりました。お母さんが言った一つのことをつづけるのは、ものすごく大切だとわかりました。(3年)

わたしは、はせがわさんのおかあさんが言ってくれた「一つのことをつづける」というのが大事だと思いました。しょうもないことでもそれをつづけていきたいと思います。だから、わたしは一つのことをやめないようにしたいと思いました。(3年) 

(注釈:「しょうもないことでも続けてください」とお話しくださったことから)

ぼくは、目が見えないはせがわさんをだいじょうぶかなと思っていました。でも、車も運てんできて、音だけでわかると言っていたので、目が見えないのにすごいと思いました。はせがわさんのお母さんがいってくれた「あきらめない」と「一つのことをつづける」をぼくもしたいです。(3年)

アザがあってわらわれても、またがんばった長谷川さんはとてもすごいとおもいました。だから、わたしも人にわらわれても、気にせずにまたがんばらなきゃとおもいました。(2年)

白状で自分で歩けることや、においや音でまわりを感じとることができるということが分かりました。それから、あいさつや声かけ、道におちているものやごみをひろうことが、自分にできることだと思ったので、次からはしたいです。(4年)

お話を聞いて、「あいさつ」と「続ける」ということを改めて大切にしようと思いました。「あいさつ」では、どんな人でもされてうれしい気持ちになるという話を聞いて、わたしもこれから積極的にあいさつを心がけていきたいと思いました。「続ける」という話では、今楽しいと思えることをこれからも続けていきたいと思います。(5年)

もし、私が突然目が見えなくなったら、部屋に閉じこもってしまうと思います。でも、長谷川さんは「元気に」「明るく」過ごしていてすごいと思います。私は「勇気」をもらえました。今後は、続けることの大切さとだれもが同じじゃなくて個性があることを忘れずに過ごしたいです。これからも元気に過ごしてください!(6年)

この感想にあるように、「興味を持つ」のはいいことだと思います。長谷川さんもそうおっしゃっていました。

ぼくは、あまり長い話を聞くのは好きではなかったけど、長谷川さんの話は聞けました。その理由は、障害者の人の話を聞きながら、いろいろと知りたくなってきたからです。また聞かせてください。(6年)

最後に、長谷川さんの子供(2年)の感想より

木曜日、学校にきてくれて、ありがとう。話をきいて、よくわかったよ。3年になっても、話をしにきてください。木曜日、お父さんとお母さんは、かっこよかったです。こんど、また学校に来て、話をしてください。