今回の記事は、4月14日投稿の「梨木神社と染井の水」の続編です。梨木神社は寺町通と御所(正しくは京都御苑)に挟まれたところにあり、梨木神社の鳥居脇は京都御苑の清和院御門です。
ここは東西約0.7km、南北約1.3kmに広がる御所のうち、南北間のほぼ真ん中に位置する東側の御門です。南北間1.3kmを北にも南にも迂回するのは面倒なので、ここから御所を付き抜けて日常の往来とする方、多いです。
清和院御門を入ったところ。やっぱり広々として気持ちいいですね。左に続く塀は、仙洞御所。正面突き当たりの塀は、紫宸殿がある京都御所。右側は国民公園となっているところで、かつて公家邸宅が並んでいたところです。
ここは道路ではないですが、上にも書いた通り、東西間の突き抜けに利用する方が多く、砂利敷きの苑内には一条の通路が現れます。人は大体同じようなところを通る習性があるのか、よく通る通行帯の中央の砂利が薄れると、さらに其処を通るようになり砂利が薄れる。そして自転車も通り、自転車は砂利道には弱いので、この一条の砂利が薄いところを選んで走り、やがて地面が露出して細い一条のラインができる。
こうして現れたのが奥の細道になぞらえ、俗称「御所の細道」と云われているもので、人間の習い性というのか、摩訶不思議な面を感じます。
自転車のご婦人には悪いですが、後ろから拡大で撮ってしまいました。
この「御所の細道」は、当然ながら単線です。ですので行き違いの場合は、どちらかが「御所の細道」から外れねばなりません。見てると運転技術の高い方が避けているようにも見えます。
今回は御所を訪ねた訳ではないですし、ご覧の通り夕方ですので、適当に写真撮って門から出ました。
この清和院御門から入って京都御所の建礼門の前を通り、烏丸通側の蛤御門に抜けますと、KBS京都放送会館があるという位置関係です。御所(京都御苑)は国民公園として、京都御所と仙洞御所を除いて通常24時間一般に開放しています。公家邸宅の跡地も幾つかあり、機会があれば隅々まで散策してみたいです。・・・と書いて数年前に一度西側を散策した事があったことを思いだしました。
「京都ネタ」と言うことで、お約束どおり釣られました。
京都らしい風景ですね。
日々の、喧騒から離れたい時に、こんな風景と出会いたくなります。
また、「京都ネタ」よろしくお願い致します。
ありがとうございました。
御所というのは、京都しかないですからね。
あ、奈良県に御所市があったか。あれは「ごせ」と読みます。
京都の御所、つまり京都御苑は国民公園として、憩いの場として開放されています。
ただ京都市民の日常の往来に使われる事、多いですが。
ちなみに、東京の皇居外苑も国民公園となっています。