『容疑者Xの献身』を観た。
発見された男性の死体は顔が潰され、指を焼かれていた。
死因は絞殺。
身元は無職の富樫慎二(長塚圭史)であることが判明。
本庁の刑事・草薙俊平(北村一輝)と貝塚北警察署の刑事・内海薫(柴咲コウ)は捜査に乗り出す。
富樫の別れた妻・花岡靖子(松雪泰子)のアリバイを確認していたある日、その隣人が帝都大学出身者であることを草薙と内海は知る。
隣人の名は、石神哲哉(堤真一)。
高校で数学教師をしている。
物理学者・湯川学(福山雅治)にとって「僕の知る限り、本物の天才!」と評する男だ。
草薙から事件の相談を受けた湯川は、天才的頭脳の持ち主故に、かつて唯一理解し合う事が出来た『親友』が事件のうらにいるのではないかと推理する・・・。(あらすじより)
天才物理学者VS天才数学者
人は人をここまで愛せるのか・・・。
2008年 日本 128分 原題:容疑者Xの献身 東野圭吾原作
観てきました。
すっごく、良かったです・・・
この映画はTVドラマの『ガリレオ』の雰囲気を期待している人は、その思いは捨ててから行った方がいいと思います。
湯川先生は相変わらずクールで物理学以外の事には興味なさげな感じですが、TVのような派手な推理劇(あの音楽に乗って方程式(数式)書き殴る・・・ての)が展開されるわけではありません。
チラシ等では、「天才物理学者VS天才数学者」なんて書いてるから、推理合戦でもあるのかと思ったら、そうではなく・・・
どちらかと言えば、切なくひたむきな『愛』の物語って言った方がいいかも・・・
最初の出だしは、TVドラマの時のような湯川先生と内海の掛け合いがあるものの・・・
この映画に、「内海薫」は必要なかったように思う。
石神哲哉役の堤真一が素晴らしい・・・
原作では、「まん丸顔のハゲて50すぎぐらいに見えるおっさん」って設定だから、堤真一のようなすらりとしたかっこいい人にそういう役が出来るの?って思ってたんだけど・・・
なんのなんの・・・
見事に、その思いは覆された。
確かに、見た目は普段の堤真一なんだけど、その演技力で「ダサイ、冴えない男」になりきってる。
てか、そういう風にしか見えない
堤真一自身、役になりきるために、髪の毛を一部剃って白髪に染めたりもしたらしい。
素晴らしい役者根性よね
湯川先生大好き
な私もさすがに堤真一に目を奪われたわ。
う~ん、今回、ちょっと湯川先生・・・もとい、福山雅治、負けちゃったかな・・・
そして、霞んでしまったのが柴咲コウ。
元々原作の1人の人物(草薙俊平)を二人に分けているんだから、無理もある。
で、女性キャラの松雪泰子がまた良くって・・・すっかり、陰薄かったです・・・
北村一輝だけで、良かったかな。
無理矢理柴咲コウださなくても・・・あ、柴咲コウファンが怒るかな
湯川は石神の論理的思考を紐解き、その謎を解明することが出来るのか・・・
石神が湯川に言った「君はいつまでも若々しくていいな・・・」という言葉の意味・・・
スクリーンで、確かめて欲しいな
TVシリーズ観てないから・・・と、この映画を観るのを止めようとしている、そこのあなた
観てなくても・・・観てない方が楽しめるかも
そして、原作を読んでいるあなた
大丈夫です、イメージ崩れませんから・・・
家にあったけど、ネタバレ嫌いの私。
読んでから観に行くってことはしません
だけど、帰ってから一気に読んじゃった・・・原作も良い
いや、原作が良いから映画も良いのか・・・
それと、『ガリレオ0』(その時の記事は
こちらから見れます)で長沢まさみが出ていて、てっきり映画でも出るのかと思っていた私。
間違いでした~~
是非是非、劇場まで行って観てください
良い映画です、文句なしです
あ、ハンカチを忘れずに・・・
で、普通なら、ここで終わる所だけど・・・
湯川先生大好きな私
しっとりとした映画なのでちょっと書くのを止めたけど、やっぱり書かなきゃ終われない
石神哲哉(堤真一)にちょっと持って行かれちゃったけど、負けてないのがそのスタイリッシュな所。
私ね、男の人が長いコート着てるの観るともうダメなの・・・(あ、もちろんお気に入りの人に限る!ね)
上の画像でも黒のコートがすっごく似合ってる
そして、黒のマフラーを巻いて・・・
上から3枚目の画像の右上、グレーコートに黒のマフラー
か~~、かっこいい
萌え~~
登山服に白の毛糸の帽子が・・・可愛い、素敵、かっこいい
登山でクタクタな湯川先生も素敵
あの後、下山するのも大変だったでしょう・・・
そして、指でグラスの氷をかき混ぜる・・・ツボでした
で、湯川先生以上に白衣の似合う人がいるだろうか・・・
この辺りも是非是非、チェックして頂きたい
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