‘Tis Nature's Voice~それは自然の声~Ⅱ

みらくる・あっこの気ままブログ

春はただ…。

2015-02-09 08:45:34 | My Consert
2月8日
大阪楽友協会・ピアノグループの研究発表会が、グランフロント大阪島村楽器・スタインウェイ・ルームで行われました。
狭い部屋ですが、満員のお客さん(演奏者も聴いている)で盛況でした。

ピアノを愛好する人達の集まりで、いつもちょっと難度の高い曲が並びますが、今回は後半3人の男性ピアニストによる、ベートーヴェン・ピアノ・ソナタが入り、それを楽しみに来てくださった方も多かったようです。それぞれの個性がありましたが、弾く側も聴く側も、集中力をとぎらすいとまがないのが、生演奏で聴くベートーヴェン・ソナタではないかと思われます。
ピアノを弾く人なら誰しもベートーヴェン・ソナタは通りますが、構成力の素晴しさと、テクニックの難しさ、ヴィルトゥオーゾ的な要素も多いにあり、体力的にヘビーであることを実感して解っているだけに、殆どの曲が1曲全楽章弾くだけでも凄いと感じてしまいます。しかも暗譜で…。やはりこれを通過出来ないと、ピアノ科への道が開かれないのです。私はそれが叶わなかったので、ピアノ科へ進む道は諦めたので、憧れが強く、聴くだけでも大好きなのがベートーヴェンです。だからシューベルトの歌曲歌ってんのかな~?シューベルトの憧れもベートーヴェンでした。だからシューベルトへの道は、ベートーヴェンを知った方がいいのです。シューベルトのピアノ曲もとても素敵で、難度の高さでもベートーヴェンにひけを取りませんが。不治の病を持ち、苦悩の道を歩んだ二人の作曲家の曲には、やはり深いものがにじみ出ていて、感動を与えられるのでしょうね…



私、笹山晶子飯塚幸穂さんの情感溢れるピアノにいつも支えられて、歌曲を発表させていただいていますが、今回は平井康三郎の日本情緒たっぷりの短歌の世界を。風がきつかったうえに櫛を忘れて、自分自身の頭が「みだれ髪」になってしまいましたが、日本歌曲も大切な分野です。

  ”春はただ 盃にこそ 注ぐべけれ わが黄金の盃にこそ” 与謝野晶子の恋愛が成就して、わが世の春を歌った歌です。
”春はただ 苺をこそ 食べにけれ わが最愛の苺こそ” グランフロントのお店はとにかく凄い人で行列が出来ているので、阪神百貨店の「英国屋」に逃れて、終わってからのお茶でした。
今シーズン、第1弾の苺スイーツでした
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