‘Tis Nature's Voice~それは自然の声~Ⅱ

みらくる・あっこの気ままブログ

初期バロックの専門家、笠原雅仁先生のレッスンを受ける

2013-08-13 16:30:19 | My Consert
8月11日
京都から笠原雅仁さんに、泉北・光明池まで来ていただいて、8/31のコンサートの数曲の指導を皆で受けました。


リュートを携えて来てくださり、時には合奏に入りながら、どのパートにも目を配り、重要なポイントを教えていただき、
旋律パートだけが浮き立つことがない、素敵なアンンサンブルが聴こえてくるような仕上がりに。

初期バロックは、なかなか古楽をやってる人でも解らないままに、感覚だけで演奏してしまうことが多い。
それ程楽譜も録音も少なく、教えてくれる先生も少ないのです。
初期バロック大好きな、ヴァイオリンの上田さんは、すっかり笠原さんの追っかけに…。髭のオジサンなんですが(^-^;。

前日のノワ・アコルデのコンサートで、初めて笠原さんの歌を聴いたチェンバロの山下さんは、歌声の虜になってしまったようです(#^.^#)。
確かに笠原さんの歌を聴いた人は、誰しもが上手だと言う。声楽が一番専門なので…。普通の声楽家と違うところは、声楽バカではないところです。
ちょっと荷が重いと感じる、モンテヴェルディの歌でも、音楽的な処理を理解すると、とても軽やかに歌えるようになるのも、笠原さんのレッスンです。

    
初対面のガンバの太田さん。平山さんのイタリアン・チェンバロを託されていて、運搬、調律と忙しい。
みんなで食べるお弁当を食べた後に、もう一つ出た~、唐揚げとご飯だけの一色弁当!
そんな楽しい太田さんのヴィオラダガンバのみの通奏低音による、カッチーニの美しい歌「Dolcissimo sospiro」は、聴きどころの一つです

 結・バロック・シリーズ Vol.3 「イタリア初期バロックの響き」

2013年 8月31日(土)午後1時30分開場、2時開演
「文化喫茶・結」泉北ニュータウン・新檜尾台近隣センター内(無料P有り)
 要予約¥1000・ドリンク代別途(クッキー付き)TEL:072-292-1400

<演奏>ソプラノ:笹山晶子 バロックヴァイオリン:上田浩之 ヴィオラダガンバ:太田賀之 チェンバロ:山下佐智子
<曲目>モンテヴェルディ:あの高慢な眼差しは、主をほめ讃えよ
      チーマ:ヴァイオリンとヴィオローネのためのソナタ
      カッチーニ:麗しのアマリッリ、いと甘美なる溜息の
      フォンタナ:ソナタ3番
      ディンディア:ディアナ(この矢を、この弓を)
      ヴァレンテ:パッサメッツォ・テノール
      グランディ:わが最愛のイエス
      ウッチェリーニ:ソナタ2番(嬉しいルチミニア)
      メールラ:われは黒し、いざ我ら、喜ばん
      バッサーノ:リチェルカーレ4番