川清掃で拾った金品着服 大阪市42人処分 告発者免職
どんな事情かは知らないが、告発者が懲戒免職になって退職金ももらえないようでは今後、大阪市の職員から不正に対しての内部告発者が出ることはないだろう。まさか次の選挙で組合を味方につけるために平松市長の戦略ではないだろうな。
●大阪市は22日、市環境局河川事務所の職員が河川の清掃作業中に拾った金品を着服した疑いがあるとして、職員6人を懲戒免職、21人を停職とするなど計42人の処分を発表した。懲戒免職となった職員には着服を内部告発した男性も含まれる。市は同日、遺失物等横領容疑で大阪府警に告発した。
朝日新聞の記事より引用した。日本の風土では内部告発者はまだまだ嫌われる環境にあるのだろうが、せめて依願退職の形のもっていけないものなのか。ひょっとしたら市への告発のほかに映像をテレビ局に提供したのがいけなかったのか、とも考える。しかしそれは市への告発だけでは「握りつぶされる」と考えた上でのことでいわば一種の保険だろうし、許されることだ。この告発者は処分取り消しを求める訴えを起こすという、ぜひそうすべきだ。内部告発をして「うみ」を出して、懲戒免職なんて聞いたこともない。
今日の一枚は、「クリスマス」です。