ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

これがフランスの問題

2010-09-07 11:16:45 | 食べ物
フランスのサンマロ郊外に泊まったときの夕食。前菜とデザートはバイキングで、メインだけ日替わりのメニューの中から選ぶコースを選択した。昔は、カンパニールホテルチェーンの前菜バイキングは、どこでもすばらしかったが、最近は絶対に落ちたと思う。種類が減ったし、一度に出てくる量もケチケチしている。不景気の影響か?

それはともかく、メインに選んだのが魚介類のココット。たぶん最良の選択だと思うが、もうちょっとクリームを多くして、味も液状もこってりとさせたほうがよかったと思う。問題は、料理の出しかた。ココットは文字通り、赤い蓋付のココットに入ってなかなかかわいいのだが、いったいどうやって食べろっていうのよぉー。下の皿には紙ナプキンが敷かれていて、明らかに、この皿は置物であり、食べ物はのせるなというメッセージが伝わってくる。

フランスのベトナム料理店で、カレーを注文するとこのパターン。しかも、皿は飾りにも出てこない。で、周りのフランス人を見ると、カレーの入った碗の中に少しずつライスを入れては食べている。が、それではリゾットである。イギリスだったら、言わなくても皿が出てきて、自分の好きな分量だけ、カレーとライスとを皿に取ることができる。この場合は、ライスをココットの中に入れても、ライスの入った碗にココットの中の汁を入れても、ライスと汁とを適切な割合で組み合わせることは不可能である。結局、わたしはライスは食べずに、魚介類だけスープとして食べ、フランス式にパンに汁をしみこませていただくことにした。フランスの常識というのは謎だ。

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