ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

おめでとう、スペイン

2008-07-01 17:46:57 | フランスの生活
応援したほうのチームが負けたり、いろいろと波乱のあったユーロ2008であったが、アーセナルと同じサッカースタイルのスペインチームが優勝してとてもうれしい。ギリシャや準々決勝のイタリアのように、相手に得点させないことだけに全力を尽くし、とにかく勝ち残ることだけを目的とした、つまらない試合運びのチームが最終的には負け、それぞれの選手がその才能を発揮し、美しいフットボールを披露したスペインのようなチームが優勝したのには、やっぱり神様はいたのだ!という気持ちである。そのへんのアーセナルファンの気持ちは、スペインの優勝に貢献した、アーセナル選手のセスク・ファブレガスがよく理解していて、「スペインのユーロ2008優勝をアーセナルファンに捧ぐ」と言う彼の言葉にはいたく感動した。全サッカーファンのためにも、スペインが優勝してよかった。

日曜日の朝、スペインに住むイギリス人の友人と電話で話したところ、かの地はやはりたいへんな盛り上がりを見せているということだった。歴史的な瞬間にスペインにいなくて残念。もしスペインにいたら、ファブレガスの名前の入ったアーセナルのシャツを着て、ホアキンのバーで一生懸命スペインを応援していただろうに。

で、こちらフランスはというと、全然盛り上がっていない。2年前のワールドカップのときも、フランスが試合中というのに、バーには5~6人の男性が静かにテレビで試合を見ているだけだった。ましてや、早々にフランスが敗退した今大会はまったく盛り上がらなかった。

写真は近所のバー。カウンターにいるのは、経営者のジャン・ピエールである。この日は決勝の前日・土曜日で、ジャン・ピエールと話しているドミニックは仕事でよくスペインに行くので、スペインを応援しているといって、大きなスペインの旗を翻しながら、家に帰っていった。ドミニックは大型トラックの運転手でイギリスにもよく行くらしく、英語も少し話す。ジャン・ピエールは絶対にドイツに勝ってほしくないと言っていた。この辺りはナチスの傀儡政権・ヴィシー政権の下、かなりの辛酸をなめたそうで、いまだに半独感情が根強い。

このバーは夜8時半に閉まる。というわけで、ユーロ2008の決勝の日も、そのために時間延長して営業することはないということだった。スペインのバーなんて、夜10時から人が集まり始める。客がいる限り営業という方針のようで、午前2時・3時でも開いているバーもスペインでは全然珍しくない。

最後に業務連絡です。ただいま、tongarashi.comのメールアドレスが利用できません。サイトのほうも停止中なのですが、メールはmichieinfrance@wanadoo.frまでお願いします。tongarashi.comのドメインが復活し次第、この場でご連絡します。ご迷惑をおかけしてすみません。

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