ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

このところ流行っているもの

2006-03-17 18:33:16 | 食べ物
のちペドロランド近辺で最近流行っているのが、中華料理のバイキングだ。2年くらい前に一部の中華料理店で、観光シーズンを中心に行っていたのがはしりだと思うが、最近ではバイキングを専門にした中華料理店まで現れるようになった。

昨年の夏にイギリスに帰ったとき、友人たちとロンドンの中華バイキングに行ったのだが、この店もやはりバイキング料理専門であった。ソーホーに3軒も出店するほどの繁盛ぶり。タイ料理のバイキングというのも見かけた。たぶん人件費がかからず、回転が速いので、儲かっているのだろう。

ロンドンとは異なり、ペドロランド近辺の中華バイキングの特徴は、目の前で調理してもらえることだ。前菜のスープ、春巻きやスペアリブなどは、調理済みのものを保温機能のある入れ物の中から自分の皿に取る。メインコースは、海老、各種肉、メカジキ、野菜などの生の食材が一種類ずつ並ぶうちから好きなものを取って皿に盛り、シェフのところに持って行く。好みのソースを告げるとまず、材料をこし器に入れて1分ほど大きな鍋の中で湯がいた後、中華鍋でソースと一緒に炒めてくれる、というものだ。ちなみに、わたしは日本のソースというのを注文してみた。醤油味がベースになっているようだというのはわかったが、どこが特別日本風なのかよくわからなかった。強いて言うと、ソース焼きそばのソースに似ているかもしれない。しょっぱすぎるので、次回は別のソースにしてみようと思う。

この後、セルフサービスコーナーに戻り、チャーハンと焼きそばを盛り、テーブルに戻る。デザートとして、ライチーもあったようなのだが、片隅に置かれていたようで、隣のテーブルの女性たちが一斉に立ち上がって小さなはちを手に戻って来るまで気がつかなかった。

炒め物の材料の中には、食に保守的なヨーロッパ人向けにポークチョップやステーキなどというあまり中華料理っぽくないものまである。数人のグループで出かけると、必ず好き嫌いのある人やベジタリアンなどがいるし、また、宗教上の理由から特定のものが食べられない人もいるかもしれない。そういう場合、このようなバイキングなら、他人に気兼ねなく、全員が好きなものを食べることができる。

ただし、観光シーズンの夏には行きたくないと思った。自分のテーブルで料理が出てくるのを待つのは構わないが、皿を抱えてシェフの前に行列するのは耐えられない。