貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

桃青ってだあれ?

2018-09-25 09:45:35 | 日記

桃青ってだあれ?

平成30年9月25日(火)

 かんちゃんの熱演に、

毎朝引き込まれている。

 子どもの感性に刺激されて、

今朝は久し振りに月山山頂へ。

 そして、以前上ってきた道湯殿山側を暫く下る。

 そして、芭蕉句碑に再会!

そして、ちょっと下って、芭蕉の句碑へ。

60歳くらいのご夫婦がちょうど登って

来られるのと重なる。

 出会い頭という感じだ。

 碑との再会は険しさと歴史とがんばりの

証!感動の味も一味違う。

 すると、近くに見えた地元の山ガールさん。

 「その句碑、説明しましょうか。」

と声をかけて下さる。

「はい。お願いします。」


「雲の峯 幾つ崩て 月の山」

と刻まれています。

桃青という人の句です。」

と、スティックを指示棒代わりにして、

蕩々と詠まれる。

「あっ、これは、元高校の国語の先生かな?」

と感心しながら・・・。

「さて、桃青って誰のことでしょう?」。

 ご夫婦が答えられないので、咄嗟に

「松尾芭蕉?」と蚊の泣くような声で

答えてしまう。

 その後、芭蕉のエピソードを二つか三つ

テンポよくよく分かるように説明して下

さる。

 記念に、それぞれ撮りあいながら・・・。

 ちょっと楽しい月山でのひととき。

 名前も交わさず、出会いの記念撮影と

説明の謝辞を述べ、三者三様の道へ。

 山ガールさんは、地元の方なので下山。

 ご夫婦は月山頂上へ。

私は、月山頂上へ戻り摂食。

 もう来れないかも・・・。

 感傷的に芭蕉句碑を納める。   

 「雲の峯 幾つ崩て 月の山」

<句意> 

 あの入道雲の峰がいくつ崩れ、築き上

げたのが、この月光に照らされる神々し

い月山なのであろうか。

 月山登山記念の焼き印を戴き、

昼食を摂り下山。

 好天にも恵まれ、最高の登山となる。

 


補陀落への祈り

2018-09-24 11:06:30 | 日記

補陀落への祈り

平成30年9月24日(月)

 残してあった蔵書の中に、

『板東三十三箇所

 秩父三十四ヵ所巡り』

があった。

 ちらちら眺めているうち、

家内と相談。

 早速7時頃出発することにした。

 カー巡礼かな。

「祈りの道◎秩父霊場」という頁には、

「千社札に埋もれ、古びた観音堂の

極彩色の須弥壇が燈明に浮かぶ。

無数無名の巡礼太刀が500年間、

この小さな補陀落を祈り歩いて

踏まれた道は、いまも三十四ヵ所を

つないでいる。

はじめて札所を巡る者にも秩父観音

霊場はなつかしい。」

と書かれている。

 「補陀落」って?

「観世音菩薩が住む山。

 日本では和歌山県の那智山などに

 擬する。」

と広辞苑。

 秩父の山は、石灰の山武甲山。

 武甲山の姿は、今はちょっと哀れだが・・・。

 500年以上の歴史的重みを感じて、

第一霊場へ。

 

 

 秩父札所一番の「四萬部寺」に到着。

 先ず、参拝!

 説明板によると、妙音寺ともいうそう。

見事な施食殿

 

「どうぞ、自由に回して!」という功徳石。

結構回転させるには力もいる。

功徳あり!

 巡礼する人も数名。

 住職から回る道を聞いておられる。

 有難きかな!

「秩父三十四観音霊場納経帖」をいただき、

御朱印・日付など記載して貰う。

 祈念・祈年と記念かな。


雨中の伐採

2018-09-22 09:10:21 | 日記

雨中の伐採

平成30年9月22日(土)

 毎年この杉林の花粉にも一悩み。

 風が吹くと、花粉の雲となって

こちらに向かってくる。

 樹木達の種族保存の勢いは、私たち

人間の比ではない。

 その林の杉の木が、伐採されている。

 一昨日、昨日と続く雨の中を、数名で

伐採されている。機器の凄さもあるが、

上にのりほとんど一人で機器を操作し、

あっという間に枝払いをし、幹を切り、

根元まで。広くない崖の林、一本の木

から倒し方を綿密に計算し、あっとい

う間に木々がずれ落ちないように、そして、

製材しやすいように不規則のようで、

規則的にならんでいる。

 木の倒し方崖の下は道路。

 車が結構往来している。

 命がけに近い仕事だ!

 みるみる日が入り、明るくなって

いく。

 有難いことだ。

 どうか、無事に完了しますようにと

祈りながら、凄い、凄いと感動しながら

対岸より眺めている。

 今朝も、勢いをいただく。

 元気に、安全に!

 

 

 

 


雲の嶺 幾つ崩れて・・・・・!

2018-09-21 08:42:26 | 日記

雲の嶺 幾つ崩れて・・・・・!

平成30年9月21日(金)

 旅の疲れも癒え、自分の体を

取り戻す朝、

「さあ、出かけよう!」

と雨中歩行禅。

 この寒い中、水の中にどっぷり

下半身をつかり、釣りを人いる男性

3名、「好きなことをやるのは、

意識も超越?!

 元気を貰って、完歩!

 今朝は、久し振りに月山へ。

 尾根が尾根が乳牛みたい!

 八紘一宇の石碑。

ここは、そんな感じのする所!

「モーモーモーモー」

と月山乳牛が啼き、

「モーモーモーモー」

と雲もなき出る。

 月山頂上小屋の表示に、「1984m」と。

 一昨年は「志津(リフト)口コース」、

今回は羽黒山コースとどちらも初心者

向けだが、2年の歳月は、趣。

 かかる時間や疲労度等微妙に変容させ

ている。 

 そして、本宮を参拝。

 体の悪弊を取り除く儀式も同じように

していただく。

 つづく。


岐阜・大智寺の曼珠沙華でむすび

2018-09-20 11:11:44 | 日記

岐阜・大智寺の曼珠沙華でむすび!

平成30年9月20日(木)

 2泊3日のひとり・碑撮り旅。

 奥の細道パートⅡの結びの地を

結びらしく・・・と思い立ち、

大垣へ、翌日岐阜市へ。

 二日目の岐阜市最後の訪問、

大智寺へ足をのばす。

 芭蕉の高弟各務支考が、晩年過ご

したという獅子庵をみたくて・・・。

 これが、大智寺。山門。

中門も有り。

 本殿を参拝。感謝と祈り!

獅子庵へ。

 各務支考の晩年は、ここで。

 静かで落ち着いた処、大智寺の境内も、

池も散策するには今でも最適。

 途中、老夫婦と私ぐらいの年配の

方が、車で見え、散策を楽しまれる。

 奥に芭蕉の塚碑。最大かな?

 そして、わたしものんびり彼岸花・

曼珠沙華を満喫。

 数日後に満開か。

 生長がよくわかり、蕾のかわいさ、

色の淡さなど・・・いとよし!

白の彼岸花もすこしあり!

お見事!お寺の池のところ、どてのところに

何万、何十万と・・・。

 ほんと、曼珠沙華でパートⅡの結びとなる。