貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

万感の思い

2018-09-29 16:10:56 | 日記

万感の思い

平成30年9月29日(土)

 72の齢の命も今日一日。

 明日は、73になる。

 夕刊に、「亡き友へささげる演奏」

というタイトルで、舘野泉さんの記事。

 82歳の誕生日の前に、バースデー・

コンサート開催という。

 

 今年8月、最良最長の友人の作曲家、末吉保雄

さんが亡くなる。

 予定していた曲目を変え、万感の思いで

演奏されるという。

 私の最近では、一番心和み、

何日聞いても飽きない演奏家だ。

 もう2年ほどになるかな。

 生を一度聴いてみたいと思っていた。

 有難い!

 舘野泉さん。

 クラシック界のレジェンド、81歳ピアニスト。

 「領域に捉われず、分野にこだわらず、

常に新鮮な視点で演奏芸術の可能性を

広げ、不動の地位を築いた。

 人間味に溢れ、豊かな叙情をたたえる

演奏は、世界中の幅広い層の聴衆から

熱い支持を得て、深く愛され続ける。

 ピュアで透明な旋律を紡ぎだす、この

孤高の鍵盤詩人は、2002年に脳溢血で

倒れ右半身不随となるも、しなやかに

その運命を受けとめ、『左手のピアニスト』

として活動を再開。

 尽きることのない情熱を、一層音楽の

探求に傾け、独自のジャンルを切り開いた。

“舘野泉の左手”のために捧げられた作品は、

10ヶ国の作曲家により、80曲にも及ぶ。

 命の水脈を辿るように取り組んだ作品は、

拓いたジャンルをも飛び越え、ただそこに

ある音楽だけが聴くものの心に忘れがたい

刻印を残す。」

と。

 左手だけの演奏を初めて15年。

左手のピアノが、音楽のジャンルでしっ

かり根付いたという手応えがあるという。

 歴史に残るピアニストだ。

 11月9日が、最高の楽しみに!!!