令和3年10月11日(月)
義朝の
心に似たり
秋の風
この句の続き物もの。
この句の続き物もの。
◎ 十二世紀の平治の乱の時、
平清盛に敗れた源義朝は、父を殺し、
家来に殺されるという目に遭う。
この武将の愛妾常磐の塚に出合い、
この武将の愛妾常磐の塚に出合い、
人間は義朝ほどの人物さえ矛盾した
悲劇に出合う。
「義朝の心」の複雑で奥深いところを
「義朝の心」の複雑で奥深いところを
思い、思いは義朝の哀れな最期を
めぐっていく。
それを、冷たい秋の風ととらえた一句で
それを、冷たい秋の風ととらえた一句で
総括したところが、芭蕉の凄さである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます