貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

和歌山市 和歌浦三段橋と芦辺屋茶屋跡 赤人と芭蕉!

2024-08-03 10:30:07 | 日記
令和6年8月3日(土)
和歌山市  和歌浦三段橋と芦辺屋茶屋跡
 一部玉津島神社の境内である。
<三段橋>

 三段橋は、
和歌山県内最古の橋で、
不老橋と同様石材で造られている。
<三段橋を渡ると妹背山>

 和泉砂岩で構築され、
四百年余りその原型を失わずに
存在しているという貴重な橋。
 このあしべ茶屋敷には、
住んでいる人あり。
 洗濯物が干してあり、
女性が一人質素に暮らしている感じ。 
<旧あしべ別荘>

 「芦辺屋」  茶屋跡。
 夏目漱石の『行人』にも登場。
 主人公がここのエレベーターを見て
感嘆。
 南方熊楠と孫文が会ったのも  
芦辺屋。
 勿論、
この『芦辺』は赤人の万葉歌からも
引用される。  
<芭蕉句碑と松>
 
  
 芭蕉の句は、    
「行春に 
   わかの浦にて     
      追付たり」
<山部赤人の歌碑>

 山部赤人の歌は、   
「若の浦に
   潮満ち来れば 
     潟を無み
     葦辺をさして  
       鶴鳴き渡る」。
※ 和歌の浦に潮 が満ちてきた。
  そのため干潟がなくなり、
 鶴が芦の生えているところに
 向かって鳴き飛んでいるよ。
の意。
<多宝塔>