貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

ついの世界へ 推敲の極み

2021-01-24 14:09:08 | 日記

ついの世界へ 推敲の極み

令和3年1月24日(日)

 弟子の曽良が書きとどめた最初の一句。

 山寺や 

   石にしみつく 

       蟬の声

最初の推敲句。

 淋しさの

   岩にしみ込

      せみの聲

 更なる推敲句

さびしさや

  岩にしみ込

     蟬のこゑ

そして、奥の細道では、

閑さや 

  岩にしみ入 

     蟬の聲

となる。

 明日,その推敲経緯、芭蕉の自然観、死生観を

ちょっとまとめてみることに!

 本日はここまで!