雪中に牡丹 粋!
令和元年12月5日
裏の山茶花が真っ盛り!
つぼみが膨らんでいくときの
色の変化が大好き!
さあ、我が出身の三重に入る。
野ざらしは、まず、桑名へ。
本統寺参拝!
緑の中の山門。
桜が咲く頃は見事だろう
なあ。
ベンチが両側に。
お祭りの準備中。
「祓い給え 清め給え
護り給え 幸え給え」と唱え、
いつものようにお礼、感謝と
お願い・・・。
桑名別院は正式名称を真宗大谷派
桑名別院本統寺といい、
地域の方々からは「桑名のご坊さん」
と呼ばれ親しまれる。
桑名の地は三重県の北部
に位置。
古来より伊勢・尾張・美濃の
交通の要衝として栄える。
慶長元年(1596)、本願寺第12
代教如(きょうにょ)上人によって、
宗祖親鸞聖人の教えを共に聴聞。
三重の門徒衆の大切な儀式・
聞法の中心道場として開創され
たのが当別院の始まりという。
本統寺は、徳川家茂や明治天皇
が宿泊した由緒あるお寺である。
境内には、俳聖松尾芭蕉が
貞享元年(1684)野ざらし紀行
の初旅の折、この地、この寺で
詠んだ句、
「冬牡丹
千鳥よ雪の
ほととぎす」
はせを
の句碑(冬牡丹句碑)を建立。
当院第3代慧(え)浄(じよう)院
(いん)琢(たく)慧(え)上人は
詩歌に造詣が深く、
時の桑名藩主松平定重との交流
も深く、その縁で芭蕉とも親交
あり。
千鳥を聞きながら、雪中に牡丹
とは、なかなか見られない光景
であるよ。
今の今まで、牡丹とくれば
ほととぎす、と思っていたの
にの意。